インタビュー
「亡命」という言葉を聞いて、みなさんは何を連想するでしょうか。 本作は、中国国内からアメリカ、フランス、スウェーデン、オランダへ逃れた作家、詩人、美術家など計14名の大物の亡命者へインタビューを試みています。 私たちは本当の中国の姿をどれだけ…
映芸ダイアリーズの一員でもある深田晃司監督の新作『歓待』の東京公開が4月23日から始まりました。本作は東京国際映画祭のある視点部門で作品賞を受賞、主演女優の杉野希妃さんがプロデューサーを務めていることや、劇団「青年団」の俳優とのコラボレーショ…
6月3日(金)、映芸シネマテークvol.9上映作品が『適切な距離』(11)に決まった。2月21~27日まで開催された第7回CO2映画祭グランプリの大阪市長賞受賞作である。 監督は大江崇允。戸田彬弘(監督作『夕暮れ』[09])と二人で映画製作団体「チーズfilm」とし…
CO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション)第7回上映展が、いよいよ2月21日~27日の日程で始まる。 CO2というプロジェクトは、企画を募集、予選選考を通過した10人の監督によるプレゼンテーションを経て、5人の助成監督を決定。各監督はシ…
京王井の頭線駒場東大前駅周辺の店を眺めていると一枚の写真が目に付く。街中に不意にあらわれた行列、そこには商店街の人たちも写り込んでいるだろう。2月22(火)~28日(月)まで開催される「第一回こまばアゴラ映画祭」のポスターである。「こまば…
山口県上関町祝島、スェーデンを舞台にした『ミツバチの羽音と地球の回転』が、東京・渋谷ユーロスペースで2月19日から公開される。生物多様性とエネルギー問題をテーマとしたドキュメンタリー映画で、本作はこれまで、山口市をはじめとした全国各地ですでに…
CO2第7回上映展が2月21日から27日までの日程で開催される。 2005年に大阪市が提唱した映像文化振興事業としてスタートし、新人映画作家の育成と映画制作をサポートしてきたCO2(シネアスト・オーガニゼーション・大阪エキシビション)。今回より制作体制が変…
ハードコアバンド、ブラッドサースティ・ブッチャーズ(bloodthirsty butchers)の現在を追うドキュメンタリー『kocorono』は、結成から23年を迎えて閉塞状態に陥ったバンドの葛藤を赤裸々に描出していきます。長い時間を共有しているがゆえに起こるコミュニ…
アルコール依存症の夫と子供たちに振り回されながら、プロの漫画家として、また普通の母親として力強く生きる日々を描いた西原理恵子さんの傑作漫画「毎日かあさん」。その映画化に挑んだのは、前作『かぞくのひけつ』で2006年度映画監督協会新人賞を受賞し…
今年『アヒルの子』『LINE』という映画の公開に宣伝協力として参加した。 無名の新人監督が撮ったセルフ・ドキュメンタリー2本を同時期公開するという、一見リスクが高いと思われるこの企画。しかし、上映活動を通して感じたものの中に、いま「映画」に関わ…
漫画家水木しげるさんの妻、武良布枝さんによる自伝的エッセイ「ゲゲゲの女房」の映画版を監督したのは、俳優としても活躍する一方、ドラマ「中学生日記」や映画『のんちゃんのり弁』(09)などの脚本を書き、『私は猫ストーカー』(09)の監督もつとめた鈴…
本誌430号のフィルメックス特集で取り上げた後、サイトでも柴田剛監督のインタビューや映画批評家萩野亮さんによる映画評を掲載してきた『堀川中立売』が、いよいよ11月20日からポレポレ東中野と吉祥寺バウスシアターで公開されます。 そこで今回は、同作で…
9月19日、20日に、京都造形芸術大学(以下、京造)で、学園祭に合わせて、京造映画学科の主催による「ケンカ腰上映会」が行われた。これは11月に開催される京造映画祭の番外編企画として、映画祭で決定される全国の学生映像作品を対象とした京造アカデミー賞…
言うまでもなく、鈴木志郎康は代表的な現代詩の詩人の一人であるが、同時に個人映画の作家としても知られている。NHKのプロフェッショナルなカメラマンであった60年代の前半から八ミリフィルムで個人映画を撮りはじめて、1975年に初めての16ミリフィルム…
言うまでもなく、鈴木志郎康は代表的な現代詩の詩人の一人であるが、同時に個人映画の作家としても知られている。NHKのプロフェッショナルなカメラマンであった60年代の前半から八ミリフィルムで個人映画を撮りはじめて、1975年に初めての16ミリフィルム…
映画を見ていくつか聞きたいことがあったので、冨永監督に会ってきた。2人より、3人がいいから、冨永さんと一緒に『シャーリーの好色人生と転落人生』を作った佐藤央監督にも声をかけた。 佐藤:美波さんをキャスティングしたきっかけは? 冨永:彼女が出演…
飯村隆彦はドナルド・リチー、大林宣彦、高林陽一とならび日本の実験映画の草分けである。他の三人がその後、文学研究者や劇映画の監督など、実験映像以外の道へ進んでいったのに対し、飯村隆彦は六〇年代以降もビデオ・アート、メディアアート、映像インス…
飯村隆彦はドナルド・リチー、大林宣彦、高林陽一とならび日本の実験映画の草分けである。他の三人がその後、文学研究者や劇映画の監督など、実験映像以外の道へ進んでいったのに対し、飯村隆彦は六〇年代以降もビデオ・アート、メディアアート、映像インス…
孤高の天才映画作家・原將人。彼は1968年麻布高校の在学中、16ミリ映画『おかしさに彩られた悲しみのバラード』を撮影・完成し、第1回東京フィルムフェスティバル グランプリ、ATG賞を同時受賞。新聞にも大々的に取りあげられ、自主映画・8ミリ映画ブームの…
孤高の天才映画作家・原將人。彼は1968年麻布高校の在学中、16ミリ映画『おかしさに彩られた悲しみのバラード』を撮影・完成し、第1回東京フィルムフェスティバル グランプリ、ATG賞を同時受賞。新聞にも大々的に取りあげられ、自主映画・8ミリ映画ブームの…
孤高の天才映画作家・原將人。彼は1968年麻布高校の在学中、16ミリ映画『おかしさに彩られた悲しみのバラード』を撮影・完成し、第1回東京フィルムフェスティバル グランプリ、ATG賞を同時受賞。新聞にも大々的に取りあげられ、自主映画・8ミリ映画ブームの…
孤高の天才映画作家・原將人。彼は1968年麻布高校の在学中、16ミリ映画『おかしさに彩られた悲しみのバラード』を撮影・完成し、第1回東京フィルムフェスティバル グランプリ、ATG賞を同時受賞。新聞にも大々的に取りあげられ、自主映画・8ミリ映画ブームの…
『童貞放浪記』の小沼雄一監督が、ピンクシナリオコンクール入選作である『イサク』(公開タイトル『獣の交わり 天使とやる』)や『ヘクトパスカル』などで頭角を現した脚本家の港岳彦さんとタッグを組んだ新作『結び目』が6月26日から公開となります。 中学…
終戦から20年近く経ち、日本が高度経済成長の只中にあった1966年、静岡県清水市で起きた強盗殺人放火事件、いわゆる「袴田事件」とその後を描いた『BOX 袴田事件 命とは』が5月22日から全国順次公開となります。戦後の主な冤罪事件の一つと言われるこの事件…
一昨年、『幸福 Shiawase』(08)の公開時に本サイトでもお話を伺った小林政広監督の新作『春との旅』が5月22日から公開されます。この作品は二人きりで生きてきた祖父と孫娘が、孫娘の失職にともない別離を余儀なくされ、祖父の新たな住処を求めて兄弟を訪…
今年のゆうばり国際ファンタスティック映画祭。今回、最も“ファンタスティック”という冠に近い上映は、「ゆうばりフォービデンゾーン:ファンタスティックアニメスペシャル」枠として上映された『灰土警部の事件簿 人喰山』『眺めのいい部屋 境界線あるいは…
昨年の東京フィルメックスで賛否両論を巻き起こした2010年最大の問題作『堀川中立売』。今年、同作の公開を控える柴田剛監督に、『おそいひと』(04)のDVD発売に合わせてインタビューを敢行! 重度の身体障害者が殺人鬼となっていく様をモノクロの無軌道な…
2007年11月のユーロスペースでの公開から数えて4年目、東京では7度目のアンコールとなる映画『眠り姫』(07)の上映が3月27日~4月2日まで渋谷のアップリンクXにて行われます。また、それに合わせて、同じ七里圭監督の『ホッテントット エプロン-スケッチ』…
『風たちの午後』(80)、『三月のライオン』(92)などの伝説的なインディーズ映画を制作し、『ストロベリーショートケイクス』(05)で本格的に商業映画へ進出した矢崎仁司監督の4年ぶりの新作『スイートリトルライズ』が3月13日から公開されます。 日常の…
監督作『まだ楽園』(05)で注目された後、『休暇』(07/門井肇監督)や『アブラクサスの祭』(10/加藤直輝監督)の脚本を担当するなど、独自のキャリアを築きつつある佐向大さんの新作『ランニング・オン・エンプティ』が今月20日から池袋のシネマ・ロサ…