映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2013-01-01から1年間の記事一覧

【紀伊國屋サザンシアター】 「第3回紀伊國屋レーベル名画祭」開催決定!(2014年1月8日~11日)

本年1月、3月に開催された紀伊國屋レーベル名画祭。大きな反響とともに 継続開催のご要望を多数いただき、このたび第3回の開催が決定いたしました! 今回は、大島渚監督の幻の傑作「KYOTO, MY MOTHER'S PLACE」 2010年カンヌ映画祭で披露された、HD修復版…

11月22日までポレポレ東中野で公開中の『戦争と一人の女』、ポン・ジュノ監督のコメント全文掲載!

『戦争と一人の女』 冒頭のシーンから印象的です。主人公の男が病院から出てくるとき…病院を背にして歩いてくる男の黒い顔は、顔が見えないその黒い姿は、まるで黒い幽霊が病院から出てくるような印象です。この男には片腕がありません。戦争で腕を失くし…。…

「映画芸術」最新号(445号)、10月30日発売!!

特集 国民的映画『風立ちぬ』大批判! 論考 沖島 勲(映画監督) 我々は、みんな夢遊病者だ 太田昌国(評論家) 司馬の「日本明治国家」論の呪縛 高澤秀次(文芸評論家) 宮崎駿を買いかぶってはいけない 渥美喜子(渥美組代表取締役) 「美しいまま死ぬ」の…

「シネマ☆インパクト」第3弾徹底批評!! のその後。 (text 村松健太郎)

半年後の序文 自分が「映画芸術」のHP上にシネマ☆インパクト第3弾について記事の執筆をお声がけいただいてから半年近く月日が経つ。その記事については様々な方からご意見・ご感想をいただき、良くも悪くも自分の中で大きな記事となった。シネマ☆インパクト…

ヤマガタ映画批評ワークショップ参加者募集のお知らせ 山形国際ドキュメンタリー映画祭2013

□*■* ヤマガタ映画批評ワークショップ参加者募集 *■*□ YIDFF 2013では、前回好評だった「ヤマガタ映画批評ワークショップ」を、今年も開催することになりました。 映画祭というライブな環境に身を置きながら、ドキュメンタリー映画を通して、世界につい…

特集上映「アメリカを撃つ──孤高の映画作家ロバート・クレイマー」のお知らせ

1989年の第一回山形国際ドキュメンタリー映画祭において紹介された『ルート1/USA』が、少なからぬ衝撃を持って受け入れられ、日本の映画ファンにその名を知られるようになったロバート・クレイマー。1999年に急逝した後も世界の映画作家に影響を与えつづけ…

銀座シネパトス最後の支配人、鈴木伸英インタビュー

東京は銀座地区唯一の名画座として親しまれてきた銀座シネパトスが今年3月31日をもって閉館した。地下鉄銀座駅と東銀座駅の中間にある三原橋地下街にある同館は1967年、銀座地球座そして翌年名画座としてオープン。主に成人映画を上映してきたが、1988年に…

「映画芸術」最新号(444号)、7月30日発売!!

特集 2013年夏 日本映画の動線を探る 『共喰い』 対談 田中慎弥+荒井晴彦 司会 上野昂志 光石研+青山真治 インタビュー 菅田将暉 木下美咲 篠原友希子 論考 中原昌也(小説家・ミュージシャン) 瀬々敬久(映画監督) 上野昂志(映画評論家) 座談会 青山真…

オロ再公開と映像作家・岩佐寿弥特集のお知らせ

イワサヒサヤとはナニモノだったのか?岩波映画の共闘集団“青の会”から出発し、前衛映画、テレビ作品を経て、愛するチベットに至った、自遊人・岩佐寿弥の代表作13作品一挙上映! 期日:2013年7月6日(土)─7月26日(金) 場所:渋谷アップリンク 東京都渋谷…

『三姉妹〜雲南の子』クロスレビュー<br>相澤虎之助(脚本家・映画監督)、中島一夫(文芸批評家)、津村喬(気功家・評論家)

相澤虎之助(脚本家・映画監督) 私の好きな中国料理に雲南米線という食べ物がある。その名の通り雲南省の料理で、別名“過橋米線”とも言われる。米線とは米で出来た麺のことであるが、肝はスープにある。メチャメチャ熱いスープがまず運ばれて来てその後に生…

「映画芸術」最新号(443号)、4月30日発売!!

特集『戦争と一人の女』 対談 江口のり子×中野太(脚本家) 永瀬正敏×井上淳一(映画監督) 村上淳×荒井晴彦(脚本家・本誌編集長) 論考 渡辺考(テレビ・ディレクター) 宮台真司(社会学者) 座談会 成田尚哉(プロデューサー)×森重晃(プロデューサー)…

「シネマ☆インパクト」第3弾徹底批評!!(text 村松健太郎)

映画監督であり映画プロデューサーでもある山本政志が脱ワークショップ、非ワークショップを掲げて立ち上げたプロジェクトの第3弾にして、第1シーズン完結編といった趣の中・長編5作品。第2章とも言うべきシネマ☆インパクト2013では長編制作を掲げている。 …

映画芸術9月増刊号「ぼうふら脚本家 神波史男の光芒 この悔しさに生きてゆくべし」刊行記念上映会のお知らせ

昨年亡くなった日本映画の異能、神波史男の遺文を集成した大冊「ぼうふら脚本家・神波史男の光芒 この悔しさに生きてゆくべし」の刊行を記念して、一夜限りの上映会。上映される機会の少ない『ウルフガイ 燃えろ狼男』を上映します! 3月25日(月) 開場 18:…

「映画芸術」最新号(442号)発売中!!

日本映画ベストテン&ワーストテン 相田冬二(ノベライザー) 渥美喜子((㈲東京渥美組代表取締役) 伊藤雄(湯布院映画祭実行委員会) 上野昂志(映画評論家) 宇田川幸洋(映画評論家) 内田眞(編集者) 浦崎浩實(激評家) 柄本佑(俳優) 岡田秀則(東…

『あるいは佐々木ユキ』レビュー<br>暁方ミセイ(詩人)

わたしと世界とユキと。見えるもののすべてへ。 暁方ミセイ(詩人) 去年の十二月に訪れた渋谷の小さな試写会会場は、路地を曲がり、地下への狭い階段を見つけて下りて行き、見覚えのある淡いベージュの『あるいは佐々木ユキ』のポスターが貼ってあることだ…

「映画芸術」2012年日本映画ベストテン&ワーストテン決定 ! !

「映画芸術」誌の2012年日本映画ベストテン&ワーストテンが決定しました!! 配点の詳細および選評については1月30日(水)発売の本誌442号(定価1500円)にて掲載致します。 【ベストテン】 1位 『かぞくのくに』(監督/ヤン・ヨンヒ) 1位 『苦役列車…