映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2010-02-01から1ヶ月間の記事一覧

シリーズ「映画と労働を考える」第1回 映像労働者の現状

昨年か、一昨年前のことか、たまたま目にしたテレビの報道特集で、流行の「格差社会」について取り上げていた。取材対象は、ワーキングプアに陥ってしまったどこかの製造業の工員だったかと思う。 そこで切り取られる労働の過酷さ、対価というにはあまりにふ…

映芸シネマテークvol.6開催のお知らせ

3月2日(火) 上映作品『南京・引き裂かれた記憶』 日中それぞれの当事者が一九三七年の南京で起きた虐殺、強姦などの実態を語る証言ドキュメント。この作品を前にして、南京大虐殺の有無を検討することはもはや意味がないだろう。なぜなら、ここで発せられ…

『ランニング・オン・エンプティ』<br>佐向 大(監督・脚本)インタビュー

監督作『まだ楽園』(05)で注目された後、『休暇』(07/門井肇監督)や『アブラクサスの祭』(10/加藤直輝監督)の脚本を担当するなど、独自のキャリアを築きつつある佐向大さんの新作『ランニング・オン・エンプティ』が今月20日から池袋のシネマ・ロサ…