映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

速報 大阪CO2開幕!<br>平澤竹識(編集)

大阪梅田のHEP HALLでCO2映画上映展が始まりました。CO2といえば、最近では映画監督協会新人賞を獲った横浜聡子監督の『ジャーマン+雨』や香港映画祭でアジア新人監督大賞を受賞した石井裕也監督の『ガール・スパークス』を生みだした映画祭として知られて…

試写室だより『獣の交わり 天使とやる』 <br> たかがピンクじゃないか、バラライキ?  <br>若木康輔(ライター)

伊作=イサクが主人公の名前になるのは、『野いちご』の老先生以来ではないか。 キリスト教の贖罪と救済をモチーフに、信仰の苦しみをしっかりドラマに定着させようとしている意欲作である。こういう映画のレビューは、大変だ。油断するとつい肩に力が入って…

試写室だより『ポチの告白』 <br>どうせイヌならバター犬になりたい<br>平澤竹識(編集)

3時間15分という尺数はいまや、それだけでも十分に挑発的である。以前、『河童のクゥと夏休み』の公開を控えた原恵一監督はインタビューのなかで、長尺の映画に対する製作興行サイドの反発に言及していたが、作り手の強い意志と覚悟がなければ、現在の邦画界…

荒井晴彦の映画×歴史講義 第三回<br>『軍旗はためく下に』(72)

脚本家・荒井晴彦が映画とそこに描かれた歴史的事件について語る好評連載「荒井晴彦の映画×歴史講義」。本連載は日本映画学校脚本ゼミの卒業生を対象にした勉強会を採録したもので、映画『無能の人』などで知られる脚本家の丸内敏治さんがともに講師役を務め…

映芸シネマテークVol.2の上映作品が決定!

映芸シネマテークVol.2の上映作品は、以前、本サイトでも監督インタビューをおこない、先の映画芸術ベストテンでは堂々の5位に入った『PASSION』です。あの荒井晴彦をして「俺はこんな映画を書きたかった」と言わしめたダイアローグと臨場感あふれる演技、…