映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

演劇を観よう3<br>溝口真希子(劇作家・演出家)インタビュー

2006年7月、ポツドール特別企画として上演された『女のみち』は、撮影現場に集まったAV女優たちの人間関係をリアルに描き、高く評価されました。脚本・演出は溝口真希子。ポツドール旗揚げから役者・制作として参加。2000年には映像作品『はつこい』を主宰…

■試写室だより『カーネーション/ROCK LOVE』<br>結成24年のバンドに見る、生き様としてのロック

カーネーションのライブツアーを追ったドキュメンタリー映画だが、それだけではない「日本でロックバンドを長年にわたって続けるとはどういうことか?」という矜持が詰まった映画に仕上がっている。監督は、同じくバンドのドキュメンタリー映画で、東京スカ…

『ノワイエ』吉行由実監督インタビュー

意欲作『ノワイエ』(公開タイトル『不倫中毒 官能のまどろみ』)を発表した吉行由実監督に話を聞いた。今までの吉行作品とは違った、艶かしさやエロさの追求などの新境地がうかがえる作品だ。

■試写室だより『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』<br>それでも映画は世界の窓なのだ

ちょうど一年前にハンガリーで大ヒットを記録した『君の涙 ドナウに流れ ハンガリー1956』は、とても複雑な映画だ。先を予想させない筋立てや細部に仕組まれた演出の仕掛けがどうこう、ではなく、見た後の感想に困るという意味で。 見た後の感想に困る映…

■東京国際映画祭日記

初めての六本木ヒルズ、初めての東京国際映画祭ーー 「ワールドシネマ」「コリアン・シネマ・ウィーク2007」を観る text by 川崎龍太(「映画芸術」スタッフ)

■試写室だより『ONCE ダブリンの街角で』<br>アイリッシュ・ミュージックに彩られた普遍的な恋愛風景

とても小さな、小さな映画。 それでいながら、心の琴線に触れる。 観ている間の気持ちが何とも切ない良作。 誰もが登場人物にどこかで共感できるからだろう。 ここで描かれる恋愛は普遍的なものである。

『ホッテントットエプロンースケッチ』『眠り姫』『マリッジリング』<br>七里圭監督インタビュー

安寿と厨子王の物語を下敷きにした姉弟の物語『のんきな姉さん』が04年にテアトル新宿ほか全国で公開され、独特の映像世界が話題となった七里圭監督。その新作三本が11~12月に一挙上映されます。愛知芸術文化センターの企画による『ホッテントットエプロンー…

月曜COREDOシアター「映芸マンスリー」<br>11月~1月の上映作品決定!!

映画芸術が主催する上映会「映芸マンスリー」の11月~1月までの上映作品が決まりましたので、お知らせいたします。 11月は新東宝映画のプロデューサーである福原彰さんの監督デビュー作『ETUDE』(うずく人妻たち 連続不倫)を、12月は9月4日に亡くなられた…