2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧
B5判、188頁、1600円(税込) 【2011年 日本映画ベストテン&ワーストテン】 相田冬二(ノベライザー) 磯田勉(フリーライター) 伊藤雄(湯布院映画祭実行委員会) 内田眞(編集者) 大口和久(批評家・映画作家) 岡田秀則(フィルムセンター主任研究員)…
触れあうようで、触れあわない距離 神田映良(映画批評) 「顔」と「ノイズ」の映画。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』で強烈な拒絶のオーラを放っていた宮﨑将の顔は、今回、この世界の虚無を吸いとり、世界の表情のようにして、作品を支えている。ぼや…
「映画芸術」誌の2011年日本映画ベストテン&ワーストテンが決定しましたので、ご報告いたします。配点の詳細および選評については1月30日発売の本誌438号に掲載されます。 ベストテン 1 大鹿村騒動記 (阪本順治監督) 2 サウダーヂ (富田克也監督) 3 …
3回にわたって掲載してきたシンポジウムの採録もこれで最終回。映画館経営者、監督、俳優、研究者と立場の異なる四者が登壇したこのトークでは、会場に集まった配給業者や文化庁の担当者などからも発言があり、各々の意見が積極的に交換された。映画館の、あ…
こともあろうに2011年3月11日に先行お披露目上映が予定されていたため、上映の延期を余儀なくされた筒井武文監督作『孤独な惑星』だが、その日の非常事態に直面しても尚、主演の綾野剛の舞台挨拶を一目見んとする若い女子群は列を乱そうとしなかったし、5月…
シンポジウム「デジタル化による日本における映画文化のミライについて」の採録第2回は、工藤雅子さんによるヨーロッパの現状報告。世界で同時進行している映画館のデジタル化とそれに伴うVPF問題を、ヨーロッパ諸国はどのように受け止め、どのような方策を…