映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

7月30日発売 「映画芸術」夏 488号

映画芸術 夏 488号(発売日2024年7月30日)

ぼくのお日さま

奥山大史監督インタビュー
フィギュアスケートが三人の距離を描くのです

續・私が愛した映畫の書物
中村征夫 松岡錠司 山口 剛 井土紀州 上條葉月 鈴木里実 瀬々敬久
磯田 勉 榎本憲男 窪田信介 のむみち 河村雄太郎   

新作レビュー

お母さんが一緒
渡辺葉子 家族像が笑いで更新されていく
箱男
小中和哉 『箱男』とは何者か?
ソウルの春
姜湖宙 不断に反復され、今なお続いている「あの夜」
夜の外側 イタリアを震撼させた55日間
田中千世子 毅然たるベロッキオの姿勢
WALK UP
田中託未 むしろ反逆のリアリティなのである
フェラーリ
千浦 僚 マイケル・マンの新たな射程が見える
至福のレストラン/三つ星トロワグロ
荻野洋一 「料理は虚構ではない」とシェフは言う

連載 映画たちよ! 私たちのディスクール
川口敦子 藤原奈緒 近藤希実 岩槻 歩
人の愛と生の必死さ その共存と闘い、映画は果敢に応える

特別寄稿

田辺隆史 「偲ぶ★恩地日出夫 人と仕事 1933-2022」レポート
近藤希実 シャンタル・アケルマン映画祭2024 シンポジウム
絓 秀実 代島治彦『ゲバ杜』とその言説・徹底批判––––「絶望」と隣り合う「希望」とは如何なる謂か?
菊池康弘 ミニシアターの現在 シネマネコ  

ジェンダーで読む『花腐し』

川崎賢子 ホモソーシャルのファンタジー
晏妮 雨が、現実と虚構の境界に降っている

特別インタビュー 『コンセント/同意』ヴァネッサ・フィロ
取材・文 魚住桜子
恐ろしいのは、すべてがパリの知と文化の心臓部であるサンジェルマン・デ・プレでの人間関係に深く結びついていることです。フランスのエリートたちの歪んだ体質をつまびらかにしています

追悼 ロジャー・コーマン
ダーティ工藤×千浦 僚

追悼 唐 十郎
山下洋輔 荒療治の名医
支那海 東 ジュウシン、火の玉が落ちてくる!

追悼 久保新二
快楽亭ブラック 寂しい御仁が、寂しい死に方をなさいましたよ
竹村祐佳 滝田作品で喜劇を知ったわたしに本格的に喜劇を開眼させてくれた

映芸ジャーナル
Shirley シャーリイ/夏の終わりに願うこと/満月、世界/時々、私は考える/骨を掘る男/村と爆弾/タレンタイム〜優しい歌
角田哲史 吉田晴妃 菊井崇史 桝田 豊 石川尚彦 荒川求実 武隈風人

映画日誌
井上淳一 磯田 勉 千浦 僚 荒井晴彦 岩槻 歩

書評
佐々木浩久 伊藤彰彦著『なぜ80年代映画は私たちを熱狂させたのか』
柏原寛司 荒井晴彦稲川方人編『〈私〉の映画史』
菊井崇史 濱口竜介著『他なる映画と』1、2
編集部の一冊 南とめ著『フィルムを紡ぐ 映画編集者 南とめ 聴き書き』

連載
荒井放談
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高 「LADY JANE」又は下北周辺から
雀の涙 春日信一

編集子雑言
荒井晴彦ノート

映画『ぼくのお日さま』のワンシーンを使用した映画芸術488号の表紙
映画芸術 夏 488号(2024年7月30日発売)

【全国書店、映画館、WEB(FujisanAmazon)にて発売予定!】



 

※お詫びと訂正※

映画芸術」488号において、以下の誤りがございました。
つきましては、下記の通り訂正をさせていただきます。

【該当箇所】
P.129「偲ぶ★恩地日出夫 人と仕事 1933-2022」レポート 文末
(誤)恩地さんの遺骨は飯豊の里にも分骨されるそうだ。
(正)恩地さんの遺骨は飯豊の里にも散骨されたそうだ。

読者の皆様および関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、
誠に申し訳ございませんでした。
謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正させていただきます。


【該当箇所】
P.39「續・私が愛した映畫の書物」山口 剛 下段 6行目
(誤)『罠』(39/ロバート・シオドマク
(正)『罠』(49/ロバート・ワイズ

山口様、読者の皆様および関係者の皆様には多大なるご迷惑をおかけし、
誠に申し訳ございませんでした。
謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正させていただきます。