映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

4月30日は映画芸術最新号の発売日です!!

映画芸術の最新号が明後日4月30日(木)に全国書店にて発売になります。今号は新シリーズ「ジャンルから見る私の映画史VOL.1 恋愛映画 外国映画篇」の特集を筆頭に、『ウルトラミラクルラブストーリー』の横浜聡子監督インタビューや初監督作『ガマの油』…

金子遊のこの人に聞きたいVol.4 <br>『酒場#7「汀」 渚ようこ新宿コマ劇場公演』『私小説』 <br>かわなかのぶひろ(映像作家)インタビュー

映像作家・かわなかのぶひろの動きに注目が集まっている。2009年4月、2本の映画上映が行われる。イメージフォーラム・フェスティバル 2009(新宿パークタワー・ホール、京都ドイツ文化センター)では、『酒場#7「汀」 渚ようこ新宿コマ劇場公演「新宿ゲバ…

金子遊のこの人に聞きたいVol.3 <br>DVD+BOOK『キセキ――gozoCiné』 <br>吉増剛造(監督)インタビュー

詩人の吉増剛造が2006年7月からパナソニックのビデオカメラを手に持ち、個人的な映画の試みを開始しました。いつしかそれはgozoCinéと呼ばれるようになり、今までにブラジル、熊野、アメリカ、奄美群島、東北などを経巡った撮影の旅が19本の短編映画として記…

荒井晴彦の映画×歴史講義 番外編<br>『国道20号線』(07)

脚本家・荒井晴彦が映画とそこに描かれた歴史的事件について語る好評連載「荒井晴彦の映画×歴史講義」。今回は番外編として、KAWASAKIしんゆり映画祭2008で上映された『国道20号線』のトークショーの模様を掲載します。映画芸術2007年ベスト・テンにて第9位…

金子遊のこの人に聞きたいVol.2<br>あがた森魚(映画監督・俳優・歌手)インタビュー

あがた森魚から目を離すことができない。 ミュージシャンとしては、2007年にアルバム『タルホロジー』を発表。「『惑星漂流60周年!』海上海底全国潜行オーシャンクロスロードツアー」と名づけて、2008年8月から12月末までの数ヶ月間、北は北海道から南は沖…

脱映画批評『buy a suit スーツを買う』 <br>市川準監督の遺作のこと。 <br>河野孝則(プロデューサー)

皆さんご存知のように、昨年9月19日、CMディレクターであり映画監督でもあった市川準監督が急逝しました。享年59才。あまりにも突然の死でした。 その市川監督の遺作が『buy a suit スーツを買う』になります。 ある日この映画について何か書いてくれと知人…

試写室だより『シャーリーの好色人生』『シャーリーの転落人生』 <br>もてる男はつらいよ シャーリーかもめ歌 <br>近藤典行(映画作家)

見終わった瞬間いろいろ語りたくて仕方ないのに、鮮明に瞬く細部だけが次々と点滅するだけで、全体として何をどう語ったらいいのか、はて、捉えどころがない。やっかいでなんとも語りにくい、そんな一続きではあるが確実に独立した二本の映画である。こうの…

脱映画批評『遭難フリーター』 <br>アートの閾、アクトの閾 <br>丹澤肇(会社員)

世界中で、ストリートは燃えている。 94年メキシコ・サパティスタの武装蜂起、99年アメリカ・シアトルでの反WTO闘争、01年イタリア・ジェノバでの反G8闘争……これらの反グローバリズム運動を中心として新たな世界的な連帯=運動体が生起している。グローバル…