映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

映画芸術最新号発売!!

映画芸術本誌の最新号(423号)が発売されました。 主な内容は以下の通りです。 【巻頭グラビア】西島秀俊+川島小鳥【対談】『休暇』西島秀俊+佐向大『靖国』李纓+鈴木邦男「2008年上半期の日本映画をめぐって」寺脇研+荒井晴彦【インタビュー】『パーク…

演劇を観よう5<br>詩森ろば(劇作家・演出家/風琴工房主宰)インタビュー

5月9日から風琴工房による水俣病事件をテーマにした『hg』が上演される。『hg』とは、水俣病を引き起こした水銀の化学記号だ。舞台となる水俣を訪問した詩森ろばさん(作・演出)は、母親の胎内で水銀の影響を受けて生れた胎児性水俣病患者の作業所「ほっと…

月曜COREDOシアター「映芸マンスリー」<br>5月~6月の上映作品決定!!

おかげさまで映画芸術が主催する上映会「映芸マンスリー」も一周年を迎えました。動員は伸び悩んでおりますが、前向きに頑張っていきたいと思いますので、今後とも宜しくお願いします! 2年目の第一弾となる5月は香港映画祭のアジア・フィルム・アワードで…

■映画館だより『ランジェ公爵夫人』<br>不在の力学

ジャック・リヴェット監督の最新作『ランジェ公爵夫人』は、映画ファンとバルザックファンを兼任する者たちを、長らく待ちわびた恋人に出会えたような気分に浸らせてくれるのではないだろうか。ようやく、バルザックの文学世界が、確かなる映画的感性のもと…

■ 映画館だより『どこに行くの?』<br>直球勝負の大いなる賭け

「それぞれの愛の形、それが異性であれ同性であれ物であれ、愛してしまえばそこからラブストーリーが始まると思うんですよ」は松井良彦監督の言葉。『追悼のざわめき』から22年……松井監督の第四作目となる新作『どこに行くの?』。そこに描かれていたのは、…