映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

レポート

7月30日発売!映画芸術476号

ドライブ・マイ・カー巧みな演出法と話法で新作毎に注目される俊英・濱口竜介が村上春樹の短編に挑んだ『ドライブ・マイ・カー』、チェーホフの「ワーニャ叔父さん」の舞台劇を交差させ、登場人物の多重な心理に繊細な眼差しを向ける濱口演出、本領発揮の出…

4月30日発売!映画芸術475号

『狼をさがして』『きみが死んだあとで』をめぐって1967年10月8日以後の新左翼の変容と敗北。60年代後半にはじまる学生を主とした革命闘争を見つめる2本のドキュメンタリーが、奇しくも同時期に公開。闘争の場に関わった人々の声、いまを生きる心…

1月29日発売!映画芸術474号

2020日本映画ベスト&ワーストベスト1位「れいこいるか」2位「37セカンズ」3位「アルプススタンドのはしの方」4位「本気のしるし 劇場版」5位「ミセス・ノイズィ」※誌面に訂正がございます。深くお詫び申し上げます。「VIDEOPHOBIA」「風の電…

10月30日発売!映画芸術473号

ジオラマボーイ・パノラマガールバブル末期を描いた岡崎京子の世界観を継承しながら、やがて来るはずだったオリンピックを待つ2019年の揺れ動く東京の風景に瀬田なつき固有の自在な感情を交差させる心地よい1篇が完成した。【鼎談】瀬田なつき 山田杏奈 鈴木…

7月30日発売!映画芸術472号

ミニシアターはいまどうしている?その後予想を超えた多くの場所に届いた前号の特集。劇場運営に関わるひとたちの声は、コロナ禍を生きる私たちの普遍の声だった。いまなお危機は止むことがない。今号では、札幌から石垣島まで、劇場の現場にいるひとたちに…

4月30日発売!映画芸術471号

ミニシアターはいまどうしている?当初、元フランス映画社・柴田駿氏の追悼を込めて、劇場関係者の皆様に当時のミニシアターの熱気を伺う企画でしたが、昨今の映画を取り巻く深刻な状況を受けて内容を拡大。皆様にいまの声を添えてもらうことにしました。ガ…

映画芸術470号発売!

2019日本映画ベスト&ワースト ベスト101位「火口のふたり」2位「半世界」3位「宮本から君へ」4位「嵐電」5位「よこがお」6位「月夜釜合戦」7位「多十郎殉愛記」8位「岬の兄妹」8位「殺さない彼と死なない彼女」10位「ワイルドツアー」※「岬の兄妹」「…

映画芸術469号発売!

大特集「私はこれで決めました」荒井晴彦編集長30年記念!就任第一号の人気企画をいま再び。映画人60名が「なぜ映画に関わることになったのか」を告白![1989、1991年の再録あり]相澤虎之助 足立 紳 足立正生 安藤 尋 安藤桃子井口奈己 池田千尋 池田敏春 石…

映画芸術468号発売!

火口のふたり荒井晴彦監督最新作!山本周五郎賞、直木賞を受賞し、絶大な支持を得る作家・白石一文による同名小説を映画化。気鋭のスタッフ・キャストが集結!【インタビュー】荒井晴彦 (聞き手=川口敦子) 二人でも三人目の影を意識しつつ、の二人だと思う…

映画芸術467号発売!

黒澤満の映画史パート11955年に映画界に入る以前から、映画狂の情熱をたぎらせていたその自在な感性が七◯年代以後の日本映画に及ぼした波動は計り知れない。稀代のプロデューサーの軌跡を辿れば、現在の映画が亡失した貴重な何かがそこに顕れてくるだろう 舘…

映画芸術466号発売!

2018年 日本映画ベスト&ワースト【ベスト】1.きみの鳥はうたえる(監督/三宅 唱)2.寝ても覚めても(監督/濱口竜介)3.菊とギロチン(監督/瀬々敬久)4.勝手にふるえてろ(監督/大九明子)5.ニッポン国VS泉南石綿村(監督/原 一男)6.ごっこ(監督/熊…

映画芸術465号発売!

特集『止められるか、俺たちを』1960年代末から70年代初めの流動的な時代の息吹を獰猛なまでに体現していた若松孝二の数々の映画。それらを恊働した若々しい群像のなかにひとりの女性がいた。助監督・吉積恵だ。彼女の「生と死」が50年後の現在に呼び戻され…

映画芸術464号発売!

特集『菊とギロチン』【対談】東出昌大+寛 一 郎にぎやかな話題に彩られてついに公開した『菊とギロチン』。主人公の中濱鐵と古田大次郎を演じたふたりが語る 【鼎談】瀬々敬久(監督)+相澤虎之助(脚本)+荒井晴彦(弊誌編集長)自在な題材を旺盛にこな…

映画芸術463号発売!

特集『焼肉ドラゴン』【インタビュー】監督:鄭義信 時代の大きなうねりの中で生きた人々の、消えてしまいそうな歴史の一コマを残しておきたい。その気持ちが強かったです。 出演:真木よう子 瓦礫になってしまったあの街を見て、涙が止まらなくなってしまい…

映画芸術462号発売!

2017 日本映画ベスト&ワースト ベスト1『映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ』 ベスト2『幼な子われらに生まれ』 ベスト3『バンコクナイツ』 ワースト1『三度目の殺人』 ワースト2『関ヶ原』 ワースト3『あゝ、荒野』 相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 宇田川幸…

映画芸術461号発売!

特集『花筐/HANAGATAMI』 『この空の花―長岡花火物語』『野のなななのか』、近作で語り継いだ、国家とそこに生きる人々への深遠な思い、そしてその自在で豊穣な大林映画史が見つめ続けたもの、長編『花筐/HANAGATAMI』を完成させたハイセンショウネン大林…

映画芸術460号発売!

特集『幼な子われらに生まれ』 1996年、当時まだ無名だった重松清が発表した「幼な子われらに生まれ」。映画化の権利を荒井晴彦に委ねて20年の時が経った。テレビでのドラマ化のオファーを流したことも・・・。失われなかった小説家と脚本家の信頼、ようやく…

映画芸術459号発売!

エドワード・ヤンと『牯嶺街少年殺人事件』 1991年の初公開から25年、そしてエドワード・ヤンの死後10年。『牯嶺街少年殺人事件』が再公開された。今なお瑞々しさを失わない本作の魅力とは――? 【再録】エドワード・ヤン、語る 聞き手:梅本洋一 1991年10月 …

映画芸術458号発売!

日本映画2016ベストテン&ワーストテン ベスト1「この世界の片隅に」 ベスト2「聖の青春」 ベスト3「ディストラクション・ベイビーズ」 * * * ワースト1「怒り」 選者32人+編集部の選評に加え、6年ぶりに日本映画を振り返る総括座談会を収録! 「活…

映画芸術457号発売!

新作インタビュー ロマンポルノ再起動 塩田明彦 白石和彌 中田秀夫 私の映画史 日本映画篇 ロマンポルノ 松原信吾 桃井 章 榎戸耕史 成田尚哉 大木雄高 浦崎浩實 中村征夫 川口敦子 福間健二 河村雄太郎 寺脇 研 荒井晴彦 新作インタビュー 秋の理由 伊藤洋…

「映画芸術」456号発売!

新作インタビュー オーバー・フェンス オダギリジョー 山下敦弘 論考 向井康介 花芯 村川絵梨 安藤尋 論考 斎藤久志 新作インタビュー ケンとカズ 小路紘史 後妻業の女 鶴橋康夫 新作レビュー だれかの木琴 井坂洋子 空からの膝かけ 怒り 桝田豊 「怒」の文…

「映画芸術」455号発売!

新作インタビュー ディストラクション・ベイビーズ 柳楽優弥 団地 阪本順治 地べたの人間喜劇から最も遠く離れたものは何かなと思ったらこんな話になったのです 論考 七里圭 64−ロクヨン−前編・後編 瀬々敬久 初めに頭に浮かんだのは『ミスティック・リバー…

「映画芸術」2015年日本映画ベストテン&ワーストテン発表!

【2015年日本映画ベストテン&ワーストテン】 「映画芸術」誌の2015年日本映画ベストテン&ワーストテンが決定しました!! 配点の詳細および選評については1月30日(土)発売の本誌454号(定価1585円)にて掲載致します。 【ベストテン】 1位 『この国…

「映画芸術452号」発売!

7月30日より、映画芸術452号発売中 ご購入はコチラから→オンラインショップ 【敗戦後70年、そして日本映画は何をしてきたか】 『この国の空』 インタビュー 二階堂ふみ 脚本の日本語がとても綺麗だから私の喋り方や仕草が決まったのです 長谷川博己 市毛の家…

『息を殺して』(監督:五十嵐耕平)レビュー

文・大沢 愛 C 2014 東京藝術大学大学院映像研究科 広大で無機質な工場内を彷徨う五人と二人の幽霊、そして一匹の犬。静謐な空間のなかで微かに響くノイズは私たちの生活に潜む小さな不安のようだ。 2017年12月30日の夜。工場事務のタニちゃん(谷口蘭)は工…

「映画芸術450号」発売中!

1月30日より、映画芸術450号発売中 ご購入はコチラから→オンラインショップ 450 目次 2014年日本映画ベスト10&ワースト10 相田冬二(ノベライザー) 渥美喜子((有)東京渥美組代表取締役) 磯田勉(フリーライター) 伊藤雄(湯布院映画祭実行委員会) 上…

「映画芸術」2014年日本映画ベストテン&ワーストテン決定 ! !

「映画芸術」2014年日本映画ベストテン&ワーストテン決定 ! ! 「映画芸術」誌の2014年日本映画ベストテン&ワーストテンが決定しました!! 配点の詳細および選評については1月30日(金)発売の本誌450号(定価1585円)にて掲載致します。 【ベストテン】 …

映画芸術449号、本日発売!

ご購入はコチラから→オンラインショップ 【秋の新作日本映画】 『太陽の坐る場所』 インタビュー 矢崎仁司 やっぱり矢崎映画だなと言われることが嫌なのです 論考 新城勇美 少女の挫折がありふれた物語になるとき 『0.5ミリ』 対談 安藤桃子×新藤 風 今日生…

「映画芸術」448号 発売!

ご購入はコチラから→オンラインショップ 海を感じる時 インタビュー 市川由衣 ボロボロになるまで没頭したいという想いでした 池松壮亮 「孤独」という言葉をずっと考えていました 中沢けい 「夕暮まで」と「海を感じる時」 座談 年代の若い性が、いまの時代…

448号に関して【訂正とお詫び】

最新号「映画芸術」448号内の『海を感じる時』特集内におきまして、一部誤りがございました。 インタビュー(4頁〜7頁)において、4頁で使用している写真が、本来使用するものとは違うものを掲載しておりました。最終確認を怠った編集部のミスです。 撮影を…