ドライブ・マイ・カー
巧みな演出法と話法で新作毎に注目される俊英・濱口竜介が村上春樹の短編に挑んだ『ドライブ・マイ・カー』、チェーホフの「ワーニャ叔父さん」の舞台劇を交差させ、登場人物の多重な心理に繊細な眼差しを向ける濱口演出、本領発揮の出来。その背景を探る
サンマデモクラシー
1963年の沖縄、サンマにかかっていた関税の還付を求めてひとりの女性・玉城ウシが裁判を起こした――「ウシがアメリカに喧嘩を売った」、この過去の出来事を突破口にして、複雑な沖縄自治の課題に挑んだひとりのテレビマン・山里孫存に、数々の秀作を作り、現在はNHK沖縄に在籍する渡辺考が熱い思いを寄せる
【対談】山里孫存×渡辺 考
こんな沖縄があった、こんな人たちが生きていた……。復帰以前の沖縄を伝えていくのは、自分の宿命だという思いがあります
こんな沖縄があった、こんな人たちが生きていた……。復帰以前の沖縄を伝えていくのは、自分の宿命だという思いがあります
音 好宏 半植民地的な米軍統治への怒りがここに
緊急特集
遠ざかるピンク映画 その見えざる現場でいま何が起こっているか?
内藤忠司 『ハレンチ君主 いんびな休日』に早くから関わってしまった私の、裁判傍聴記
いまおかしんじ 痴漢保健室
菅 孝行 週刊新潮が「作った」不敬映画 『ハレンチ君主 いんびな休日』を読む
井上淳一 私の初めてのピンク映画の行方
坂本 礼 『まったくなぁ。』
[シナリオ]ハレンチ君主 いんびな休日 荒木太郎+いまおかしんじ
東アジア反日武装戦線をめぐって、ふたたび
[再録] 鈴木邦男 『テロ 東アジア反日武装戦線と赤報隊 新版』第2部 戦争・原罪意識そして〈狼〉
稲川方人 黒川芳正『母たち』を見る 政治的戦略としての「母性」
新作レビュー
アイダよ、何処へ?
後藤和夫 事実を直視せずに明日はない
北園現代史 自由の裏に隠された衝撃の実態 一般公開Ver.
桃井 章 学校の外は、政治の嵐の只中にある
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浜の朝日の嘘つきどもと
大内 靖 映画は今日も嘘をつく。だって何もはじまっていないのだから
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特別座談会 配給会社はいまどうしている?
私たちがいま担うべきもの
田井 肇(シネマ5支配人) 北條誠人(ユーロスペース支配人)
寺脇 研(映画運動家)
追悼 李麗仙