映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

映画芸術459号発売!

459表紙直し版.jpg エドワード・ヤンと『牯嶺街少年殺人事件』 1991年の初公開から25年、そしてエドワード・ヤンの死後10年。『牯嶺街少年殺人事件』が再公開された。今なお瑞々しさを失わない本作の魅力とは――? 【再録】エドワード・ヤン、語る 聞き手:梅本洋一 1991年10月     悪魔に委ねよ 大和屋竺 1992年「映画芸術」365号     一つの命が生まれ、一つの命が去る それだけを語り、彼は旅立った 暉峻創三 2007年「キネ旬」 【寄稿】深作健太  少年は、誰を殺したのか     山下敦弘  エドワード・ヤンの完璧な演出のこと     七里 圭   はじめから終わりが見えていたのかもしれない     安藤 尋   『牯嶺街少年殺人事件』覚書     大森立嗣  エドワード・ヤンのこと     相澤虎之助 稲妻とともに     三島有紀子 東京の街を有るきまわって朝まで家に帰れなかった     富田克也  追悼エドワード・ヤン、再び     本調有香  あなたの時間の使い方が大好きです     荒井美早  二人の台湾     小野沢稔彦 台湾の不良少年が暴く帝国日本の影 【対談】中原昌也樋口泰人 最初に公開されたとき ただ黙って8時間、見続けていた日がありました     富田克也樋口泰人 『牯嶺街』の息遣いが『サウダーヂ』や『バンコクナイツ』の細部に     メイ・フォン☓ヤン・ユエイン☓モウ・ジョン 鈴木清順をめぐって 山根貞男+上野昂志+藤井仁子荒井晴彦 自身にまつわるさまざまな喧騒をよそに飄然と映画を作り続け、飄然とこの世を去った 稀代の人を私たちはいかに送ればいいのだろう 新作インタビュー『いぬむこいり 監督 片嶋一貴 語り継がれる物語をなぞるように人は生き、絶えず再生への道を探ってきました 主演 有森也実 周りに嘘がない環境は役者としてありがたいんです 撮影 たむらまさき 小さなデジタル、大きな作品。それでいいんです 脚本 中野太 第三章に僕の思いはあります 新作レビューいぬむこいり安藤礼二 歴史と神話が拮抗する場 『美しい星』足立正生 この危機に、私も異星人になりすませるだろうか? 『夜空はいつでも最高密度の青色だ』山嵜高裕 いいこと? 『パーソナル・ショッパー青山真治 在ることの不確かさ、在らざることの触感 『夜に生きる』『ドッグ・イート・ドッグ上島春彦 現代アメリカ映画にとってミソジニー(女嫌い主義)がもたらす不自由とは 『セールスマン』小川智子 憎しみは拡散せず、入れ子となって 〈連載〉連続斗論21 西部邁寺脇研佐高信☓荒井春彦 マーティン・スコセッシ『沈黙-サイレンス-』をめぐって 〈連載〉魚住桜子 『ありがとう、トニ・エルドマン』マーレン・アデ監督インタビュー 〈連載〉サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線 「顔」がドキュメントの急所となる 私の映画史 歌謡映画 大林宣彦 佐藤千穂 佐伯俊道 大野直竹 千浦僚 渡辺葉子 堀内恭 上島春彦 川口敦子 中村征夫 長谷川法世・悦子 渡辺武信 松原信吾 河村雄太郎 寺脇研 稲川方人 映芸ジャーナル T2 トレインスポッティング/カフェ・ソサエティ/午後8時の訪問者/光と血 僕とカミンスキーの旅/武曲 MUKOKU/ろんぐ・ぐっどばい~探偵 古井栗之助~ 菊井崇史 桝田豊 大沢愛 大久保渉 武隈風人 辻秋之 磯田勉 追悼 渡瀬恒彦  佐伯俊道 恒さんと僕の「顔を合わせない」交流記 持永昌也  安藤 尋  あなたが出会わせてくれたから Book Reviews 尾原和久 河野通和「言葉はこうして生き残った」 井坂洋子 山本健一「劇作家 秋元松代――荒地にひとり火を燃やす」 女池 充  ゲイ・タリーズ「覗くモーテル 観察日記」 井上淳一 伊藤浩志「復興ストレス――失われゆく被災の言葉」 〈その他連載〉 大木雄高「LADY JANE」または下北沢周辺から 韓米★映画合戦 荒井晴彦寺脇研 わたなべりんたろう 日本未公開傑作ドラマ紹介 荒井晴彦ノート