2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧
伊月肇という、ひとつの映画の希望について。 持永昌也(ライター) 太陽の塔。それは、70年に開催された日本万国博覧会の象徴であり、現在も撤去されることなく、持て余されたかのような昭和のシンボルだ。 61年生まれであり、万博の開催時には吹田市千里丘…
2008年より開催され、今年で3回目を迎える中国インディペンデント映画祭。近年特に話題を呼んでいるワン・ビンをはじめ、フィルメックス、山形国際ドキュメンタリー映画祭などでも、何人かの監督の作品が上映され、注目を集める中国インディペンデント映画。…
かつてチャップリンはトーキーに反対し、映画は純粋に視覚的な芸術だと主張したという。このところ相次いで公開されている3D映画に対しては今のところ、映画は純粋な平面の芸術だとして反対する声は聞かれないが、それは映画の3D化が受け入れられたから…
柴田剛監督の『堀川中立売』に続いてシマフィルムが仕掛ける「京都連続」シリーズ第二弾『天使突抜六丁目』が11月19日から新宿・K's cinemaで公開される。映画は京都に実在する「天使突抜」という町をタイトルに冠しながらも、その町には実在しない「六丁目…
10月13日に閉幕した山形国際ドキュメンタリー映画祭2011では、初めての試みとして「ヤマガタ映画批評ワークショップ」が行われた。ドキュメンタリー批評に意欲のある書き手を募り、クリス・フジワラ、北小路隆志の両氏が講師を務めたこの企画。日本語と英語…
12月2日(金) ギ・あいうえおス -ずばぬけたかえうた- 毎年様々なジャンルのアーティストを一人セレクトし、“身体”をテーマに制作する愛知芸術文化センター・オリジナル映像作品。これまでもダニエル・シュミット『KAZUO OHNO』(95)、園子温『うつしみ』…
9月2日に開催された映芸シネマテーク『親密さ(short version)』上映後の濱口竜介監督・映画評論家の荻野洋一さんのトークを掲載(開催時の告知)。テクストへの繊細さにおいて際立つ御二人が、言葉を交わし合う。演劇と映画、会話劇をめぐる対話から、現…