映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

10月30日発売 映画芸術 秋 485号

映画『花腐し』の机の上にノートパソコンが置いてあり、画面には『花腐し』のシナリオが映し出されている写真を使ったトビラ 右から青文字で花腐し 白字で綾野 剛 柄本 佑 さとうほなみ 川上皓市 山田宏一 いまおかしんじ 中野 太 川瀬陽太 坂本礼 新家子美穂 竹田正明 洲﨑千恵子 西山ももこ、シナリオ 花腐し、左に赤字で追悼、白字で鈴木一誌 PANTA 仲倉重郎 榎望 ジェーン・バーキン ロビー・ロバートソン 左下に白色で485 と書かれている
映画芸術 秋 485号 (発売日2023年10月30日)

花腐し

綾野 剛
荒井さんのホンは、フィクションの強さを信じているホンなのです
柄本 佑
濡れたコートを同時に脱ぐシーンは 台本には書かれていませんでした
さとうほなみ
私が祥子でいられたのは、綾野さんと柄本さんのお陰です
川上皓市 新家子美穂
荒井晴彦荒井晴彦なんだとしか言いようがない
洲﨑千恵子
荒井さんは意味で事を並べていく、そしてより自由になっていくんです
西山ももこ
役者さんから「こういう作品だからこそ、ちゃんと話そう」と言われたんです
いまおかしんじ 川瀬陽太 坂本 礼 中野 太
荒井さんは生き生きとピュアで少年のように撮っていました

山田宏一 こんなふうに見ました
今井照容 心中を禁じられた近松門左衛門
田中千世子 荒井晴彦がつくれば荒井晴彦の映画になる
安藤 尋 あの日、あの時こそこの世だった
洪 先恵 証言と再現
榎本憲男 愛しさを、死を、分け合うこと
竹田正明 制作日誌
シナリオ『花腐し』

スキンレスナイト 望月六郎

今という刹那と半年後の次の芝居のことぐらいしか頭にない人生を送っていたら、突然、過去が呼び起こされてしまったんです

新作レビュー

サタデー・フィクション
山口 剛 巧みなエスピオナージ愛の物語
ヨーロッパ新世紀
城戸朱理 「核磁気共鳴」で見る現代の宗教
私の大嫌いな弟へ ブラザー&シスター
黒岩幹子 姉弟の憎しみが解放されるとき
春画先生
田中千世子 誇らかな谷崎美学礼賛
きのう生まれたわけじゃない
杉本真維子 無為の力

追悼特集

仲倉重郎、追悼
小中和哉 仲倉重郎さんと自由と生命を守る映画監督の会
榎 望、追悼
市山尚三 なんとしても実現したい榎さんとの企画が残った
鈴木一誌、追悼
大木 茂 暑く、長く、つらい夏になってしまった
宮田 仁 前を見て歩きつづけるひと
三上雅通 見極めようとする意志
PANTA、追悼
末永 賢 頭脳警察映画班始末記
井上淳一 世界の誰よりやさしいロッカーよ、さようなら
瀬々敬久 『ドキュメンタリー頭脳警察』は京大西部講堂で幕を閉じた
足立正生 PANTA追悼文ならず、小さな狂騒譚
ロビー・ロバートソン、追悼
菅原和博 ザ・バンド、その夢の終点はどこに?
ジェーン・バーキン、追悼
サエキけんぞう ジェーン・バーキン、映像と躍動した人生

特別対談 アクション映画のいま

柏原寛司 井上淳一
アクション映画をやるなら『孫子』くらいは読んでほしい

特別インタビュー セドリック・クラピッシュ

取材・構成 魚住桜子
クラシックバレエを通してジェンダーに疑問符を投げかけてみました。一方、コンテンポラリーダンスにおいては、女らしさは強調されませんし、ダンサーの年齢も体型もさまざま。悲劇的な結末もありません

『福田村事件』中国からの反響
孟中 張献民 福田村における阿鼻叫喚
ベトナム映画祭
野木京子 人間の悲しみ、痛み、不安が流れ込んでくる
特別エッセイ
平山周吉「ドメスチックな小津安二郎」を見つけた

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
カッコよさと可愛らしさ 男性性も女性性も根拠とはならない
川口敦子 藤原奈緒 岩槻 歩

映芸ジャーナル
人生に詰んだ元アイドルは、赤の他人のおっさんと住む選択をした/栗の森のものがたり/ほかげ/モナ・リザ アンド ザ ブラッドムーン/鯨の骨/アアルト/めためた
荒川求実 菊井崇史 桝田 豊 吉田晴妃 菊池海斗 石川尚彦 武隈風人

Book Reviews
細野辰興 伊藤彰彦 著『仁義なきヤクザ映画史』
伊藤彰彦 中島貞夫、大森俊次 著『中島貞夫監督 映画人生60年を語る』
位田将司 絓秀実 著『絓秀実 コレクション』
編集部の一冊 川本徹 著『フロンティアをこえて──ニュー・ウェスタン映画論』
連載
わたなべりんたろう OUT OF SCREEN
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
荒井晴彦放談
春日信一 雀の涙
編集子雑言
荒井晴彦ノート

【全国書店、映画館、WEB(FujisanAmazon)にて、10月30日より発売】

映画芸術485号 映画『花腐し』の主演俳優、上:さとうほなみ、下左:ビニール傘を持った柄本佑、下右:綾野剛が、雨の中、古いアパートの玄関先に座っている写真を使った表紙。右から青文字で花腐し 白字で綾野剛 柄本佑 さとうほなみ 川上皓市 山田宏一 いまおかしんじ 中野 太 川瀬陽太 坂本礼 新家子美穂 竹田正明 洲﨑千恵子 西山ももこ、シナリオ 花腐し、左に白字で追悼、鈴木一誌 PANTA 仲倉重郎 榎望 ジェーン・バーキン ロビー・ロバートソン と書かれている
映画芸術485号