2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧
こんにちは、はじめまして、本誌スタッフです。 今回リニューアルという名目で、かなり好き勝手に編集をさせていただきました。 映画は本当に懐の深い、恐ろしいものだと痛感しています。 気持ちばかりが先行し、至らない部分は多々あると思います。 それで…
最近は、見終わった後にどんな感想を言ってほしいのか、ちらしやポスターを眺めればもうイヤでも分かる、不自由な印象のものが「ドキュメンタリー映画」として劇場公開されることが増えた。『アメリカばんざい crazy as usual』も、そういう傾向の一本と言っ…
住宅街のありふれた公園に、白い紐が揺れている。それは大縄飛びの紐で、両端には小学生の女の子ふたり。一人は片足不随で松葉杖、もう一方は病弱そうに見える。つまり、彼女らは半ば強制的に「飛ぶ人」ではなく「回す人」にクラス会議で割り振られ、放課後…
これだけたくさんの映画が次々と公開される状況のなかにあって、情報量の少ないインディペンデント系の作品は、たとえそれが優れたものであってもうっかり見過ごされてしまいます。そんな状況にささやかながらも抵抗を試みようと始まったのが「映画芸術」が…
雑誌「映画芸術」には、日本映画のエログロやバイオレンスの存在意義を積極的に擁護してきた歴史がある。僕よりよくご存じの方も多いだろう。オルタネイティヴな表現や作家を色メガネ抜きで評価する姿勢は今も自然と受け継がれているから、大量の血しぶきが…
山形ドキュメンタリー映画祭のアジア千波万波部門で市民賞と奨励賞をW受賞し、毎日映画コンクールではドキュメンタリー映画賞を受賞するなど、公開前から話題となっていた『バックドロップ クルディスタン』がいよいよ今日からポレポレ東中野にて公開されて…