映画芸術

数々の受賞歴を誇る脚本家、荒井晴彦が編集・発行人をつとめる日本で唯一の映画批評誌

7月29日発売!映画芸術480号

「天使のはらわた 赤い教室」の台本を表紙に使用している。 長髪の女性がふりむいているイラスト (C)Takashi Ishii/(C)Fammefatale

映画芸術 夏 480号 (発売日2022年7月29日)

はい、泳げません/わたしのお母さん
阿部純子 自分の素が役柄に正直に出てくる それが私のスタイルかと思います


いま「戦争映画」を見る
戦争と女の顔
中本道代 戦後を生きる女性兵士たち

失われた時の中で
常石敬一 その人らしく生きる

島守の塔
渡辺 考 究極の事態に人は何を決断するか

教育と愛国
前川喜平 かくして教育の右傾化は進む


特別インタビュー 取材・文 魚住桜子
マチュー・アマルリック
脚本はバイブルではないから、解体して、よりわかりやすいように噛み砕いていく
役者の動き、音楽に乗せていく方法を考えていくのです


新作レビュー
こちらあみ子
中尾太一 物語の判断 親に残された仕事とはなにか

東京2020 オリンピック SIDE:A
東京2020 オリンピック SIDE:B
宮田 仁 8ミリ映像が子供たちを「未来」に閉じ込める

ビリーバーズ
森 達也 露骨な暗喩と手法からなにが見えるか


青山真治を、送る
監督予定作シナリオ 退廃姉妹
島田雅彦 原作、荒井晴彦井上淳一 脚本
森重 晃 「退廃姉妹」の行方

 

石井隆、追悼
竹中直人 石井隆の世界を撮れる監督はもうどこにもいない
伊藤洋三郎 新宿二丁目の外階段の踊り場でネオンバックに電話している石井さん
大森氏勝 映画の父・石井隆
明智惠子 映画(虚構)と現実の境目でいつも、美しい奇蹟を起こしてきたひと
佐々木原保志 頑固でシャイな天才、石井隆と……


佐々木史朗、追悼
大森一樹 へそ曲がりのダンディ、私的佐々木史朗
佐藤美由紀 オフィス・シロウズのはじめの頃
須藤秋美 二度の固い握手
八木あきほ “先生”のこと
岡田 裕 映画界の荒野に旗を掲げた人
根岸吉太郎 忍耐に隠された短気


伊藤雄、追悼
中谷健太郎 ♪おいら死んだとなあ……
柄本 明 雄さんの顔
渡辺葉子 映画祭参加者の背中を押してくれた人
田井 肇 敗者の姿に身を寄せる
安藤桃子 湯布院映画祭伊藤雄顕在
奥田瑛二 横たわる君は笑顔だったと聞いた
阪本順治 雄さん、いまごろウクライナの上空に
渡辺武信 映画愛を抱き続けることが彼へのお返しか?
寺脇 研 同じ時代の日本映画を見続けて来た同士
白鳥あかね 極楽映画祭を、雄さんと
三沢和子 人の輪をつくるひと
椎井友紀子 雄さんへ
柄本 佑、安藤サクラ 遠慮がないけど愛がある 雄さんの人柄がつくった映画祭
横田茂美 伊藤雄と湯布院映画祭


佐藤忠男、追悼
晏 妮 佐藤忠男について私が知っている二、三の事柄
石坂健治 批評なのか応援なのか


新連載 荒井晴彦映画放談
荒井晴彦稲川方人 進行=岩槻 歩


第6回 映画たちよ!わたしたちのディスクール
女性と血 ヒロイン像の行方をめぐって
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 坪井里緒


消えゆくミニシアターの面影
野崎有以 民主主義社会における娯楽
石橋秀彦 兵庫、豊岡劇場からの声


澤井組スタッフ座談会 /再掲載
澤井信一郎とは何者だったか その監督術と人間術
藤沢勇夫+小島吉弘+鹿島 勤+大津 是+隅田 靖+中田秀夫荒井晴彦


映芸ジャーナル
リコリス・ピザ/映画はアリスから始まった/よだかの片想い/きっと地上には満天の星/裸足で鳴らしてみせろ/ぜんぶ、ボクのせい/頭痛が痛い
桝田 豊 吉田晴妃 磯田 勉 髙木 愛 武隈風人 菊井崇史 坪井里緒


Books Reviews
椎根 和 横尾忠則著「原郷の森」
北村匡平 上野昻志著「黄昏映画館──わが日本映画誌」
北村岳人 森達也著「千代田区一番一号のラビリンス」
編集部の一冊 仙元誠三/山本俊輔、佐藤洋笑著「キャメラを抱いて走れ! 撮影監督仙元誠三」


連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
OUT OF SCREEN わたなべりんたろう
春日信一 雀の涙
編集子雑記
荒井晴彦ノート

www.fujisan.co.jp

 

4月30日発売!映画芸術479号

映画「アネット」の主演俳優らが船の上で手を取り合い踊っている写真を使った表紙

映画芸術 春  479号 (発売日2022年4月30日)

特集・『アネット』 恩地日出夫追悼特集

アネット

堀越謙三 聞き手=川口敦子
レオスは自分の作品を否定して次に進む。だから言うなれば僕と彼は共犯関係なのです

川本 徹 ふたつのA 『アネット』とアメリカ文学
塩田明彦 悲劇がリズムを刻んで
つやちゃん 現代へと回転する映画の原点 息もつけないほどに積み重なる 驚きと、驚きと、驚き
磯見俊裕 マリオネット=アネットは実在する
菊地健雄 イメージの力 私が知るレオス・カラックス
筒井武文 勝利したのは映画かミュージカルか
岩槻 歩 呪いと祝福が刻み込まれた人


冬薔薇
坂本順治+荒井晴彦 


インタビュー ミア・ハンセン=ラブ 取材・構成 魚住桜子
母として子供たちと時間を費やす間も、映画はひとりでに豊かになっている気がするのです

インタビュー フィリッポ・メネゲッティ 取材・構成 魚住桜子
ジャンル映画の「定型」を用いながらも、ジャンル映画として作りあげないことを最初から念頭に置いていました


新作レビュー
TITANE/チタン
城戸朱理 対称性と非対称性の交錯 ボディ・ホラーの新世紀へ

カモン カモン
藤原奈緒 「先へ、先へ、先へ」と進む君が、やがて忘れてしまうだろう「音」のこと

リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス
中島雄人 力強く繊細で明るくもなく、暗くもなく

流浪の月
上野昻志 被害と加害 その相克に課題を残す

 

第5回 映画たちよ!わたしたちのディスクール
希薄さと窮屈さ 映画の破壊と創造はどこに
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実


追悼 恩地日出夫
黒沢年雄 恩地さんに対しては、おとなしくしていればいいんだと思っていました
酒井和歌子 『めぐりあい』のこと
桃井かおり 一緒に足掻いた人
泉谷しげる 役者人生のスタート、そこに恩地さんがいた
上田正治 リアリティにこだわっている人
工藤英博 ペントハウスで過ごした熱い日々
寺脇 研 『めぐりあい』が私の人生を決定した
田辺隆史 「虹の岬」、未生の経緯
泊 懋 映画の人は死なないんだ
星埜恵子 パリとスペインのセビリア、クエンカに散骨します

未発表シナリオ 虹の岬(仮題)
脚本:荒井晴彦 監督:恩地日出夫

恩地日出夫への手紙
武満 徹 ひきさかれた「女体」の傷は殺された牛よりいたましい
武満徹への手紙
恩地日出夫 〝ありがとう〟そして〝さようなら〟

採録 映画『女体』のあとで
「作家がカメラを通して見ること」それが映画である
恩地日出夫 佐伯俊道 荒井晴彦


追悼第三弾 澤井信一郎の軌跡
藤沢勇夫 Wの悲劇制作ノート

採録 北海道の映画を語る
「内地」の目から/「在北」の目を
澤井信一郎 荒井晴彦 寺脇 研

スタッフ座談会 澤井信一郎とは何者だったか
その監督術と人間術
藤沢勇夫 小島吉弘 鹿島 勤 大津 是 隅田 靖 中田秀夫 荒井晴彦


追悼 モニカ・ヴィッテ
田中千世子 モニカ、あなたを模範に世界の不毛を生きていく


シネマスコーレを解剖する
木全純治×井上淳一 一枚の前売り券を大切に売る、若松さんはそういう人でした


映芸ジャーナル
マイスモールランド/私のはなし 部落のはなし/インフル病みのペトロフ家/メイド・イン・バングラデシュ/マタインディオス、聖なる村/英雄の証明/まっぱだか
坪井里緒 桝田 豊 吉田晴妃 武隈風人 菊井崇史 髙木 愛 磯田 勉

 

Books Reviews
河原千春 佐伯俊道著「終生娯楽派の戯言」上下巻
坪井里緒 アサイ著「木根さんの1人でキネマ」
宮田 仁 樋口尚文編著「大島渚 全映画秘蔵資料集成」

 

連載
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
春日信一 雀の涙
編集子雑記
荒井晴彦ノート

 


 

※お詫びと訂正※

映画芸術」479号において、以下の誤植・誤りがございました。

【該当箇所】
P.18 磯見俊裕様「マリオネット=アネットは実存する」文末が途中で切れてまっておりました。
(誤)このこともレオスが映画が今を映し出すものだと熟
(正)このこともレオスが映画が今を映し出すものだと熟知した人なのだと思い知らされた。

P.108 「Wの悲劇制作ノート」の藤原勇夫様のお名前が間違っておりました。
(誤)藤原勇夫
(正)藤沢勇

P.130 「澤井信一郎の軌跡、スタッフ座談会」につきまして
ご出席いただいた方々に原稿内容の確認を取らないままに掲載してしまいました。
次号480号にて座談会に参加してくださいました皆様に再度ご確認頂き、内容を反映させ、再掲載させて頂きます。

 

関係者の皆様、ならびに読者の皆様に多大なるご迷惑をおかけし、
誠に申し訳ございませんでした。
謹んでお詫び申し上げ、ここに訂正いたします。

1月28日発売!映画芸術478号

撮影中の澤井信一郎がうつっている表紙

映画芸術  478号 (発売日2022年1月28日)

2021年日本映画ベスト&ワースト

選評
相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 伊藤 雄 井上淳一 浦崎浩實 大高宏雄 岡田秀則 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄 小薗裕美子 川口敦子 北村匡平 児玉美月 志村秀人 新宿かぼす会 田辺隆史 千浦 僚 出町光識 寺脇 研 中村賢作 伴 一彦 藤原奈緒 ファビアン・カルパントラ 細谷隆広 前田耕作 吉田伊知郎 渡辺武信 渡辺葉子 映画芸術編集部

 

なん・なんだ
山嵜晋平
この山を越えれば明日があると思っていた場所。そこから、彼らの明日も続いているはずです

 

【対談】高橋伴明×下元史朗
鴨川が三途の川のように

 

【対談】中野 太×荒井晴彦
必然と理由が必要です

 

井坂洋子 人はいくつになっても、変わることができる

 

ジョン・カーペンターを、いま!
 青山真治 スネーク・プリスケンとは何者なのか

 

インタビュー 取材・文 魚住桜子
ジェーン・カンピオン
自分が心に秘めていることを誰も盗むことはできないと、長年、私は自分に言い聞かせてきました


新作レビュー
 三度目の、正直
  朱 依拉 女が女でいられる条件とは何か?

 焼け跡クロニクル
  後藤和夫 映画の原初に立ち帰る喜びに満ちた映画

 濡れた賽の目
  風間久徳 埋もれてしまった映画をいまここに

 クライ・マッチョ
  大野南淀 後部座席から亡霊は現れない

 悪なき殺人
  田中千世子 この映画のために原作が生まれた

 夜空に星のあるように
  村山匡一郎 現実感とポリフォニックな輝き

 

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
 映画と映画人の「誠実さ」を私たちが意識するとき
  川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩

 

ポーランド映画祭2021
 近藤希実 先人のDNAが現代にどう息づいているか

 

追悼 澤井信一郎
 伊藤俊也 私は澤井の映画を見ながら、もういない澤井に嫉妬を感じました
 瀬戸恒雄 ともに撮影所の寮にいました
 高田勇夫 きれぎれの回想
 大谷達之 浜松北高校東京外語大学の澤井
 丸山昇一 丁寧で艶があったよ
 沢 竜二 澤井信一郎と私
 西部智子 父と澤井信一郎監督と「映画芸術
 佐伯俊道 幻のミツコ・クーデンホーフ
 久石 譲 あの時の若さ、あの時の澤井さん あの時代だから書けた曲……
 角川春樹 この監督に任せておけば間違いない
 岡田 裕 同期の映画人がまた一人逝った
 林 久登 澤井兄弟と四日市
 小嶋雄嗣 澤井監督ご夫妻のこと
 寺脇 研 澤井さんとの30年
 鈴木一誌 現在を滲ませる 澤井信一郎監督の思い出
 隅田 靖 私と澤井さんとの出会いと別れ。そしてこれからの道すじ
 澤井郷子 気は遣いましたが、楽な人でした
 富田偉津男+澤井浩司 信治と余志郎、この二人が澤井家を代表します

 

澤井信一郎未映画化シナリオ 流浪芸人

 

追悼 高岩 淡
高田宏治 人も料理も酒も京の超一級、音頭をとったのは、高岩先輩やった
檀 ふみ 健さんと淡叔父のこと

 

追悼 井川耕一郎
高橋 洋 あの懐かしい部屋に帰ることはもうない

 

映芸ジャーナル
テレビで会えない芸人/春原さんのうた/誰かの花/国境の夜想曲/金の糸/選ばなかったみち/さがす
木村奈緒/武隈風人/菊井崇史/吉田晴妃/桝田豊/髙木 愛/磯田 勉

 

Book Review
三上雅通 ショーレ・ゴルパリアン著「映画の旅びと」
岡村幸宣 村山恒夫著「新宿書房往来記」

 

連載
OUT OF SCREEN わたなべりんたろう
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
志村秀人 そこに風は吹いているか
雀の涙 春日信一
荒井晴彦ノート
編集子雑記

10月29日発売!映画芸術477号

映画「草の響き」の主演・東出昌大が土手を走っている表紙。

映画芸術 秋  477号 (発売日2021年10月29日)

草の響き
場の可能性に執着する繊細な演出で人の姿を見つめ続ける斎藤久志、その最新作は、力作が揃う連作の1本となった。精神の暗部に苦しむ夫と、夫との重い関係に苦しむ妻。各シーンのディティールに潜む思いを聞く

【インタビュー】東出昌大

菩薩のような、怒っているのか悲しんでいるのか、冷めきった顔の純子に思わず身がすくんで、気が付いたらポロポロと涙が出ていたんです

【対談】斎藤久志荒井晴彦
東出さんには何も指示していません。東出さんが出した答えをただ受け入れようと思いました。それがあの顔でした

【対談】菅原和博+荒井晴彦
佐藤泰志の小説と出会ってもう一つの人生を与えられたと思っているんです

田中千世子 斎藤久志の豊かなルネサンス

 

ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES /夢の涯てまでも
1966年の最初の短編『ショウ・プレイシーズ』から55年。ヴェンダースがいま、映画の息吹を伝える
大森立嗣 都会のアリス 移動することとは何だろう?
藤本哲明 まわり道 拭われ続ける血、伝い落ちるままの涙
松本圭二 さすらい ああもう、何もかもめんどくさい
浅倉 奏  アメリカの友人 永遠ていう言葉なんて
川本 徹  パリ、テキサス「 テキサス、1868年」から『パリ、テキサス』へ
岡田秀則 東京画 ディズニーランドから引き返した人
マーサ・ナカムラ ベルリン・天使の詩 鏡に映る恋人
城戸朱理 都市とモードのビデオノート 過去にインスパイアされた現在から未来への動線がはじまる
冨岡悦子 夢の涯てまでも ヴェンダースの愛の叙事詩
隈元博樹 ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ BVSCという生活、あるいは邂逅について


インタビュー アルチュール・アラリ
小野田寛郎に惹かれるまで、僕は日本に行ったこともなければ、日本の知識も一切ありませんでした
(取材・文 魚住桜子)

 

新作レビュー
由宇子の天秤/空白
森 達也 脚本に他者の視線が欠けている
ONODA 一万夜を越えて
佐伯俊道 歴史修正ここに極まれり
愛のまなざしを
黒岩幹子 愛を断言するこの映画の強さ
ボストン市庁舎
鈴木一誌 映画は〈孤独〉を映せるか
水俣曼荼羅/ MINAMATA
菅 孝行 〈事実〉か〈情緒〉かが問われる

 

追悼 澤井信一郎 第一弾
澤井信一郎、『Wの悲劇』を語る 

Wの悲劇』シナリオ 完成版

 

追悼 千葉真一
内藤 誠 千葉真一と「マイ・ボーイ」のこと
深作健太 サン・ゴーズ・ダウン

追悼 小平 裕
梶間俊一 デビュー作『青い性』が出来上がった瞬間、人目も憚ず号泣した小平裕さん……その想いを考察しました

追悼 ジャン=ポール・ベルモンド
大森一樹 さらば、わが愛しの映画俳優ジャン=ポール・ベルモンド

 

山根貞男編「日本映画作品大事典」刊行
【刊行記念トークショウ】山根貞男鈴木一誌+瀧本多加志
映画は静止体ではなく、動体です。この事典の記述に向き合うには、
徹底した孤独が必要です。これ以上孤独な本はもうできないのではないか。

武藤康史 作品解説こそがこの事典の仕事である

 

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
世界を単純化しないために映画が考えること
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実

 

映芸ジャーナル
MONOS 猿と呼ばれし者たち/COME&GO カム・アンド・ゴー/JOINT/
ボクたちはみんな大人になれなかった/Shari/なれのはて/スウィート・シング
武隈風人 菊井崇史 磯田 勉 髙木 愛 大久保渉 桝田 豊 柴垣萌子

 

Book Reviews
渡辺葉子 伊藤 雄著「観るか呑むか 湯布院映画祭酔狂譚」
坪井里緒 山根貞男著「東映任侠映画120本斬り」
向千衣子 代島治彦著「きみが死んだあとで」
鴻 英良/山内則史 菅孝行著「演劇で〈世界〉を変える 鈴木忠志論」
山内則史 安井国穂著「仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216」
桝田 豊 中野睦夫著「贄のとき」
花咲政之輔 児玉浩宣写真集「BLOCK CITY 増補版」
松崎まこと 中山信一郎著「泣き笑い映画とジャズの極道日記」
野崎 歓 魚住桜子著「映画の声を聴かせて フランス・ヨーロッパ映画人インタビュー」
寺脇 研 武田一義著「ペリリュー 楽園のゲルニカ
編集部の一冊 金子遊・若林良・吉田悠樹彦 編「アニエス・ヴァルダ 愛と記憶のシネアスト」

 

連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
わたなべりんたろう アウト・オブ・スクリーン
菅 孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず 最終回
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
雀の涙 春日信一
邦洋★映画合戦 寺脇 研×荒井晴彦
編集子雑記
荒井晴彦ノート

7月30日発売!映画芸術476号

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ドライブ・マイ・カー
巧みな演出法と話法で新作毎に注目される俊英・濱口竜介村上春樹の短編に挑んだ『ドライブ・マイ・カー』、チェーホフの「ワーニャ叔父さん」の舞台劇を交差させ、登場人物の多重な心理に繊細な眼差しを向ける濱口演出、本領発揮の出来。その背景を探る

【インタビュー】濱口竜介
現場で何かが起こる、その可能性を高めるためにはできるだけ準備をすることに尽きます

サンマデモクラシー
1963年の沖縄、サンマにかかっていた関税の還付を求めてひとりの女性・玉城ウシが裁判を起こした――「ウシがアメリカに喧嘩を売った」、この過去の出来事を突破口にして、複雑な沖縄自治の課題に挑んだひとりのテレビマン・山里孫存に、数々の秀作を作り、現在はNHK沖縄に在籍する渡辺考が熱い思いを寄せる
【対談】山里孫存×渡辺 考
こんな沖縄があった、こんな人たちが生きていた……。復帰以前の沖縄を伝えていくのは、自分の宿命だという思いがあります
音 好宏 半植民地的な米軍統治への怒りがここに

緊急特集
遠ざかるピンク映画 その見えざる現場でいま何が起こっているか?
内藤忠司 『ハレンチ君主 いんびな休日』に早くから関わってしまった私の、裁判傍聴記
いまおかしんじ 痴漢保健室
菅 孝行 週刊新潮が「作った」不敬映画 『ハレンチ君主 いんびな休日』を読む
井上淳一 私の初めてのピンク映画の行方
坂本 礼 『まったくなぁ。』
[シナリオ]ハレンチ君主 いんびな休日 荒木太郎+いまおかしんじ

東アジア反日武装戦線をめぐって、ふたたび
[再録] 鈴木邦男 『テロ 東アジア反日武装戦線赤報隊 新版』第2部 戦争・原罪意識そして〈狼〉
稲川方人 黒川芳正『母たち』を見る 政治的戦略としての「母性」
インタビュー フランソワ・オゾン 取材・文 魚住桜子
一途な感情や幻想、思い込みによる失望、そこには普遍性があり、ホモセクシュアリティとは直接的な関係はありません

新作レビュー
アイダよ、何処へ?
後藤和夫 事実を直視せずに明日はない
MINAMATA-ミナマタ-
代島治彦 ドキュメンタリーとは異なる地平へ
北園現代史 自由の裏に隠された衝撃の実態 一般公開Ver.
桃井 章 学校の外は、政治の嵐の只中にある
浜の朝日の嘘つきどもと
大内 靖 映画は今日も嘘をつく。だって何もはじまっていないのだから
キネマの神様
荻野洋一 現代日本映画にとって山田洋次とは何なのか?
特別座談会 配給会社はいまどうしている?
私たちがいま担うべきもの
志村大祐(ザジフィルムズ) 加藤武史(アンプラグド)
村田敦子(ミモザフィルムズ) 小林三四郎(太秦)
田井 肇(シネマ5支配人) 北條誠人(ユーロスペース支配人)
寺脇 研(映画運動家)
連載トーク第2回 映画たちよ!私たちのディスクール
映画はどこで自由となりどこで不自由となるのだろうか
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 近藤希実
追悼 清水邦夫
石橋蓮司 蜷川さんが去って、蟹江もいなくて、清水さんも逝ってしまって、甘美な時は終わった

追悼 谷口晃
吉村英夫 好敵手谷口晃との40年
いまおかしんじ 倫理の先生
林 久登 脚本から見えてくる景色
[遺文] 谷口 晃 シナリオ修業体験記
[谷口晃遺稿シナリオ] ブント・ノスタルジア
追悼 李麗仙
足立正生 わが時代の女王は、最後には能楽劇を演じつつ、逝ってしまった

太陽肛門スパパーン 新作アルバムを聴け!
花咲政之輔 円谷幸吉の魂を先頭に、東京オリンピックを阻止し、近代オリンピックを廃絶しよう!

映芸ジャーナル
うみべの女の子/サマーフィルムにのって/かば/最後にして最初の人類/素晴らしき、きのこの世界/東京自転車節/黄龍の村
岩槻歩/菊井崇史/桝田 豊/武隈風人/大久保渉/柴垣萌子/磯田 勉

Books Reviews
佐藤美鈴 荒井晴彦森 達也白石和彌井上淳一著「映画評論家への逆襲」
高橋伴明 藤森益弘著「夢の炎 映画に恋した男たち」
松岡錠司 岸惠子著「岸惠子自伝」
坪井里緒 川本三郎著「映画のメリーゴーラウンド」
児玉美月 西森路代+ハン・トンヒョン著「韓国映画・ドラマ──わたしたちのおしゃべりの記録2014〜2020」
井上淳一 安井国穂著「仮面の狂騒 警視庁機動捜査隊216」
川口敦子 猿渡由紀著「ウディ・アレン追放」
編集部の一冊 寺脇 研著「西部邁が支持したアメリカ映画論」

連載
菅孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
わたなべりんたろう 日本未公開傑作ドラマ紹介
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
邦洋★映画合戦 荒井晴彦×寺脇 研
春日信一 雀の涙
荒井晴彦ノート

4月30日発売!映画芸術475号

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『狼をさがして』『きみが死んだあとで』をめぐって
1967年10月8日以後の新左翼の変容と敗北。60年代後半にはじまる学生を主とした革命闘争を見つめる2本のドキュメンタリーが、奇しくも同時期に公開。闘争の場に関わった人々の声、いまを生きる心象から何が聴こえてくるのだろうか。

『狼をさがして』
連合赤軍以後、70年代中期に爆弾闘争を展開した反日武装戦線の軌跡を追った『狼をさがして』。韓国人監督の真摯な姿勢の背景を聴く。
【インタビュー】キム・ミレ
人と人とが出会うときにはそもそも「反日」は存在しないのです

【レビュー】
明石アキラ なぜ誰も「東アジア反日武装戦線"狼"」を映画化しないのか
伊達政保 この国の現在に「反日」の意味を問う
太田昌国 ヒューマニズムとテロル 大道寺将司さんを追悼する 
『きみが死んだあとで』
1967年10月8日、当時の首相・佐藤栄作ベトナム訪問を阻止すべく多くの学生たちが羽田周辺に集結。機動隊との衝突の最中、弁天橋上でひとりの京大生が死んだ。苛烈な時代のはじまりを告げる死者の無言の声を追った長尺のドキュメンタリー、そのいみを探る。
【インタビュー】代島治彦
18歳の死者・山﨑博昭 われわれはそれ以後を生きている
【レビュー】
森達也 あの時代の多声性を構成するために
菅 孝行 山﨑博昭の死からの視界と〈その先〉について
【座談会】『きみが死んだあとで』を見終えて
あの日、羽田周辺の路上で何が起こっていたか
【座談会】『狼をさがして』『きみが死んだあとで』に映るもの
革命闘争の死者は聖化できるのか
亀和田武 絓 秀実 小野沢稔彦 荒井晴彦

『デカローグ』クシシュトフ・キェシロフスキ その魂の波状
キェシロフスキ生誕80年を機に公開される『デカローグ デジタル・リマスター版』全10話。繊細かつ自在な眼差しで人の様々な生の形を見つめる『デカローグ』の世界、集中特集
榎戸耕史 『デカローグ』再考 “映画の現在形”を訴えるキェシロフスキ
渡辺克義 『デカローグ』に現れる謎の男をめぐって
石川 慶 道しるべとしてのキェシロフスキ
田辺秋守 『デカローグ』そのアリストテレス的展開をめぐって
北小路隆志 『デカローグ』に見出す絶対的偶然性
ディアナ・ドンブロフスカ 私たちはみんな結ばれている
新作レビュー
明日の食卓
井坂洋子 母の狂気がないと子は育たない
いとみち
藤原奈緒 少女を通して世界を見つめる
海辺の彼女たち
相澤虎之助 窓口にて震える映画
ドリームランド
大野南淀 納屋に差し込む光
ビーチ・バム まじめに不真面目
いまおかしんじ 無頼派は早く死ぬ

緊急討議 日本映画の現在を問う!
誰が映画を決めて誰に向けて作っているのか
山田耕大 細野辰興 森重 晃 寺脇 研

インタビュー アリス・ウィンクール
取材・構成=魚住桜子

子供と離れる物理的な別れと、宇宙飛行士が経験する地球との別離。それは人間の関係性に似ています
映画たちよ!私たちのディスクール
北マケドニアから吹き寄せる柔らかな風に揺られて
川口敦子 児玉美月 岩槻歩 近藤希実

追悼、小谷承靖
上田正治 小谷の遺志「父の暦」
田辺秋守 日本映画大学での小谷承靖監督
小林竜雄 監督の”業”を見せてくれた
寺脇 研 高三の私に届いた一通の葉書
才谷 遼 サッソウと駆け抜けた
福本昭夫 故郷・鳥取での小谷監督
[再録] 小谷承靖 「父の暦」と私
岸野雄一 ある音楽プロデューサーの死をめぐって
追悼、ジャン=クロード・カリエール
荻野洋一 「愚かしさ」との格闘は最後の呼吸まで続いた
追悼、村山新治
村山恒夫 僕の叔父さん、映画監督・村山新治

映芸ジャーナル
『SNS-少女たちの10 日間-』『走れロム』『犬は歌わない』『ブックセラーズ』『藍に響け』『へんしんっ!』『ボディ・リメンバー』
柴垣萌子 菊井崇史 桝田 豊 近藤希美 武隈風人 大久保渉 磯田 勉
Book Reviews
椎根 和 近田春夫著、下井草秀構成「調子悪くてあたりまえ 近田春夫自伝」
青山真治 門間雄介著「細野晴臣と彼らの時代」
坪井里緒 蓮實重彦著「見るレッスン: 映画史特別講義」
編集部の一冊 金井美恵子著「〈3.11〉はどう語られたか 小さいもの、大きいこと」
連載
菅 孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
邦洋★映画合戦 寺脇 研×荒井晴彦
雀の涙 春日信一
編集子雑言
荒井晴彦ノート

1月29日発売!映画芸術474号

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2020日本映画ベスト&ワースト
ベスト
1位「れいこいるか」
2位「37セカンズ」
3位「アルプススタンドのはしの方」
4位「本気のしるし 劇場版」
5位「ミセス・ノイズィ」

※誌面に訂正がございます。深くお詫び申し上げます。
「VIDEOPHOBIA」「風の電話」「喜劇 愛妻物語」「影裏」は同率6位
「私をくいとめて」「恋するけだもの」「空に住む」は同率10位
ワースト10
1位「スパイの妻」
2位「罪の声」
3位「ミッドナイトスワン」
4位「海辺の映画館 キネマの玉手箱」
4位「Fukushima 50」

【選評】
相田冬二 石飛徳樹 磯田 勉 伊藤 雄 井上淳一 上野昻志 
宇田川幸洋 浦崎浩實 岡田秀則 岡本安正 荻野洋一 小薗賀津雄
小薗裕美子 川口敦子 北村匡平 児玉美月 志村秀人 新宿かぼす会
田辺隆史 千浦 僚 出町光識 寺脇 研 中村賢作 伴 一彦 
藤原奈緒 ファビアン・カルパントラ 細谷隆広 前田耕作 
山下絵里 吉田伊知郎 渡辺武信 渡辺葉子 
映画芸術編集部

おもいで写眞
【監督インタビュー】
熊澤尚人 

〝許せない〟という思いはそのままに、〝許す〟のではなくて
〝受け入れる〟こと
この映画は単なるハッピーエンドではないと思っています
【キャスト対談】
深川麻衣× 香里奈
人の人生を許す心の芽生えが繊細な演出のなかに
表れてくるのを感じていました

痛くない死に方
【監督インタビュー】
高橋伴明
人生の最終段階をどう過ごすか、自分の最期についての意志をどう共有するか
その問いに立ち止まってもらいたい
【レビュー】
井坂洋子 木が枯れるように、倒れていきたい

筒美京平、私の10 曲 
村井邦彦 宇崎竜童 萩田光雄 小西康陽 関川夏央 
サエキけんぞう 横田茂美 坂手洋二 外波山文明 瀬戸夏子 
中島雄人 菊井崇史 寺脇 研 吉原秀則 稲川方人 荒井晴彦
新作レビュー
あのこは貴族
渡辺 花 静かに流れる情熱と生命力

国葬/粛清裁判
菅 孝行 権力は見せたいことだけを見せ、大衆は見たいことだけを見る!

天国にちがいない
後藤和夫 世界の無関心に対して私たちができること

春江水暖〜しゅんこうすいだん
晏妮 「絵巻」映画の是非を問う

夏時間
岩槻 歩 薔薇色の蚊帳

エマニュエル・ドゥヴォス インタビュー
今、映画館に一番足を運ぶのは50 代以上の女性でしょう。
彼女たちは成熟した女性を見たいと思うはずです。
〝老い〟を無視することはできないのです
(魚住桜子 取材・構成)

セドリック・カーン インタビュー
冒険心をかき立てられ、新鮮な喜びを感じられることが、
何よりも重要だと思っています
(魚住桜子 取材・構成)

消えるシナリオ会館に寄せて
高田宏治 脚本作家の立ち位置を共に検証し直すギリの時期か

成田尚哉を送る
岡田裕 ご免ね、成田
山田耕大 高潔な兄

金子修介 大恩をくれた人
桃井 章 プロデューサーの成田さんと漸く会えた
中原 俊 成田との43 年
廣木隆一 正しい先輩
長谷川安弘 いつもワインを飲んでいた
平田樹彦 真摯さと無頓着さ
橋本浩介 変態ダンディー
阿亀 亀蔵監督との時間
佐伯俊道 ある冬の夜、吉祥寺の路上で
加藤正人 その志に触れて
若杉正明 目利きの素晴らしさ
斎藤久志 成田さんの鼻歌
荒井美早 ハンクとセラと成田さん
縄田かのん Moon Struck
橋本直樹 特別な人
黒沢久子 「あんな人はいない」そう言いたかった
安藤 尋 僕はつまらんですか、成田さん
永田芳弘 足元にも及ばない
太田雄子 「才能は、辺境からやってくるんだ」
中島ひろ子 成田さん、私、役者を全うします
梶原阿貴 成田さんがいない世界に、今年も桜が咲く
成田可子 来年、桜が見られるかな
成田尚哉未映画化シナリオ
深夜興行 十八歳未満お断り

成田尚哉の仕事 1976 〜2019

追悼 岩本多代
岩倉高子 多代へ愛を込めて
井上淳一 研ぎかけのお米が……


ポーランド映画祭2020
近藤希実 マルツェル・ウォジンスキに心を鷲摑みにされた

映芸ジャーナル
いつか、どこかで/わたしの叔父さん/羊飼いと風船/ミッドナイト・ファミリー/ミス・フランスになりたい!/二重の街/交代地のうたを編む/ある殺人、落葉のころに
菊井崇史 桝田 豊 武隈風人 近藤希実 大久保渉 柴垣萌子 磯田 勉

Book Reviews
北村匡平 志村三代子・角尾宣信著「渋谷実 巨匠にして異端」
辛淑玉 木内みどり著「あかるい死にかた」
編集部の一冊 土岐友浩歌集「僕は行くよ」

連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
邦洋★映画合戦 寺脇 研×荒井晴彦
菅 孝行の戦後史 ことにおいて後悔せず
日本未公開傑作ドラマ紹介 わたなべりんたろう
大木雄高「LADY JANE」又は下北沢周辺から
志村秀人 そこに風は吹いているか
雀の涙 春日信一
荒井晴彦ノート

<お詫びと訂正>

474号、63p、横田茂美さんの肩書:「湯布院映画祭プロデューサー」→「府内シネマの会 代表」。お詫びして訂正いたします。