2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧
B5判/192頁/増頁特別定価1500円
2007年の『サッド ヴァケイション』以来、4年ぶりとなる青山真治監督の新作長篇『東京公園』が公開中だ。北九州の地で神話的世界が繰り広げられる前作に対し、東京を舞台とした今作では、カメラマン志望の大学生を中心とした人間模様がユーモアも交えて軽や…
今週末の7月23日(土)から8月5日(金)まで開催されるCO2東京上映展2011。今泉かおり監督『聴こえてる、ふりをしただけ』(選考員特別賞、女優賞を受賞) 、リム・カーワイ監督『新世界の夜明け』(観客賞受賞)のほか、特別上映作品として万田邦敏監督『面…
手描きアニメーション、実写、写真アニメーション、クレイアニメなど、様々な技術を駆使する孤高のアニメーション作家、黒坂圭太。彼の実験的なアニメーションはアヌシー、オタワなどの国際アニメーション映画祭や各種コンペティションで受賞、様々な映像祭…
乱雑にカメラが床に据えられると、その当のカメラに向かって何やら過剰な自己アピールを始める怪しげな男のすがたが大きく映し出される。夜のマンションと思しき一室の、限られた照明のなかでこちらを見据えるサングラスの男は、ひとりでにテンションを上げ…
多くの方は無私の熱意でやっていると知っている。尊重もしている。しかし、いち物書きとしては、新しい才能を大きな声で喧伝することにどうも戸惑いがある。急いで作家に仕立てられて若いうちに潰れた者を(別分野を含めて)何人か間近に見てきたせいで、慎…