7月30日(金)より「映画芸術」の最新号(432号)が発売となります。
今号では、瀬々敬久監督が自主制作という形で撮影を始め、二年がかりで完成させた4時間半の大作『ヘヴンズ ストーリー』の監督インタビューを巻頭に据え、戦後の日本人が映画をはじめとするアメリカ文化をどのように受容してきたのかを考える特集「わが内なるアメリカ」、そして新作『何も変えてはならない』が7月30日から公開されるペドロ・コスタ監督の特集など、映画芸術らしい熱気あふれる混沌の176ページとなりました。5回目に突入したシリーズ企画「ジャンルから見る私の映画史」では「戦争映画(外国映画のみ)」を取り上げています。
若い映画ファンからご年配のオールドファンまで、多くの方にご高覧いただければ幸いです。よろしくお願いいたします!
インタビュー:瀬々敬久(監督)
『完全なる飼育 メイド、for you』
インタビュー:深作健太(監督)
【特集「わが内なるアメリカ」】
鼎談「イメージのアメリカを越えて」
長谷川和彦(映画監督)×藤本幸久(映画監督)×寺脇研(映画評論家)
鼎談「ロック以前、ロック以後」
亀和田武(作家・コラムニスト)×坪内祐三(評論家)×荒井晴彦(脚本家・本誌編集長)
座談「『ロスト・イン・アメリカ』以後の歳月をいかに語るか」
安井豊(シネ砦集団)×稲川方人(詩人・本誌編集部)
アンケート「アメリカ的なものの記憶と現在」
スガ秀実(文芸評論家) 波多野哲朗(映画研究者)
井上一馬(作家・翻訳家) 坂手洋二(劇作家・劇団「燐光群」主宰)
論考:中村征夫(テレビプロデューサー) 越智道雄(アメリカ文化研究)
【特集「ペドロ・コスタ その揺るぎない眼差しと共に」】
論考:山嵜高裕(詩人) 『何も変えてはならない』を見る
ペドロ・コスタ主要長篇作品解説:千浦僚(映画感想家)
【追悼】
デニス・ホッパー:川口敦子(映画評論家)
酒井充子(『台湾人生』監督)×藤田修平(『緑の海平線』プロデューサー)×
渡辺考(テレビディレクター)×寺脇研(映画評論家)
【シリーズ「ジャンルから見る私の映画史VOL.5」戦争映画】
福間健二(詩人・映画監督・文化研究者)
川口敦子(映画評論家) 浦崎浩實(激評家)
長谷川法世・悦子(漫画家・博多町屋ふるさと館長/「博多だらけ」発行人)
千浦僚(映画感想家) 上島春彦(映画評論家) 河村雄太郎(会社員)
佐藤昌弘(京急開発㈱取締役社長) 森重晃(プロデューサー)
宇田川幸洋(映画評論家)
稲川方人(詩人・本誌編集部) 荒井晴彦(脚本家・本誌編集長)
【新作映画評】
『キャタピラー』アンニ(映画研究者)
『ロストクライム―閃光―』尾原和久(元編集者)
『花と蛇3』成田直哉(プロデューサー)
『ペルシャ猫を誰も知らない』黒岩幹子(映画批評)
『ルンバ!』/『アイスバーグ!』荻野洋一(映画評論家・演出家)
【書評】
佐々木浩久(映画監督)「トラック野郎風雲録」
植草信和(映画評論家)「銀幕の大スタアたちの微笑」
馬越望(映画批評)「イエジー・スコリモフスキ」
吉田広明(映画評論家)「ザ・シネマハスラー」
上野昂志(映画評論家)「血の玉座 黒澤明と三船敏郎の映画世界」
【連載】
OUT OF SCREEN 関口良一(アナクロニズムの会)
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
長谷川元吉 映像(ムービー)カメラマン解体新書
神波史男 流れモノ列伝 ぼうふら脚本家の映画私記
荒井晴彦×寺脇 研 韓米★映画合戦
青山真治 稲川方人 荒井晴彦 DVD NEW RELEASE この7枚をピックアップした
石井裕也 愛という名の黙契
わたなべりんたろう 日本未公開傑作ドラマ紹介
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