映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

第一回映画芸術評論賞が決定

 第一回映画芸術評論賞は今年8月末日締切(当日消印有効)で応募作品を受け付けた。応募総数は20本、審査員は赤地偉史(本誌読者)、寺脇研(映画評論家)、稲川方人(詩人・「映画芸術」編集部)、荒井晴彦(脚本家・「映画芸術」編集長)の各氏が務めた。審査会は12月25日13時より「映画芸術」編集部にて行われ、「評伝 藤田敏八」林久登、「映画の音楽や音についての芋蔓式Odysseia」関谷浩至、「引き裂かれた独白者、バーバラ・ローデン論」馬越望、「批評の奪還――松田政男論」金子遊の4本を最終審査対象作として選出。その後の討議の結果、「引き裂かれた独白者、バーバラ・ローデン論」と「批評の奪還――松田政男論」の二本を佳作とすることに決定した。

 選考経過の詳細および金子遊氏の「批評の奪還――松田政男論」は1月30日発売の次号「映画芸術」に掲載される。また、金子遊、馬越望の両氏には副賞として賞金10万円が送られる。

〈第一回映画芸術評論賞〉

入選

・該当作なし

佳作

・「批評の奪還――松田政男論」金子遊

・「引き裂かれた独白者、バーバラ・ローデン論」馬越望