日頃より映画芸術DIARYを読んでいただき、ありがとうございます。
前任の武田俊彦さんが2007年4月にこのサイトを開設してから5年が過ぎました。2008年に私が運営を引き継いで現在に至りますが、今月限りで映芸を辞めることになり、今後の記事の更新が難しい状況です。別のスタッフへの引継ぎを進めてはいたものの、残念ながらうまくいきませんでした。夏以降、サイトの更新が途切れがちになっていたのはそのためです。今後、編集部の体制が整ってくれば、記事の配信を再開する可能性もありますが、それがいつになるかは分かりません。当面は編集部からのお知らせなどを掲載するだけになると思います。
映芸ダイアリーズのメンバーと話し合った際には、どういう形であれ継続したほうがいいのではないかという意見も出ました。ただ、「映画芸術」本誌の作業がおろそかになるようではサイトを続ける意味がありませんし、かといって外部の方に運営を任せることもできません。継続を重視するあまり、持込の記事や売込の企画をそのまま掲載するような場にはしたくないという、私自身のこだわりもありました。読者の方には大変申し訳なく思っていますが、ご理解いただければ幸いです。
最後に、映芸ダイアリーズのメンバーにこの場を借りてお礼を言いたいと思います。若木康輔さん、金子遊さん、深田晃司さん、近藤典行さん、萩野亮さん、そしてCHIN-GO!こと千浦僚さん、加瀬修一さん、どうもありがとうございました。みなさんと忌憚なく映画について語り合えた時間は自分にとって宝物です。
2012年10月23日 平澤竹識