映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

映芸シネマテークvol.13開催のお知らせ

上映作品『スーパーローテーション

ゲストトーク斎藤久志(本作監督)×井土紀州(監督・脚本家)

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日時:6月8日(金)19時開場 19時30分開映

会場:人形町三日月座B1F/Base KOM

中央区日本橋人形町1-15-5柏原ビルB1F 電話03-3667-0423

人形町駅A2番出口より徒歩1分、水天宮前8番出口より徒歩1分

地図 http://www.mikazukiza.com/map/

定員:30名

料金:1500円

※当日はブルーレイもしくはDV-CAM上映になります。

※上映後、ゲストによる40分程度のトークを予定しています。

※予約は電話、メールにて承ります。下記まで、お名前、連絡先(電話番号/メールアドレス)、枚数をお知らせください。予約にて定員(30名)となった場合、当日券はございません。

予約・問い合わせ:映画芸術編集部 電話:03-6909-2160 メール:eigei【アットマーク】y7.dion.ne.jp

主催:映画芸術、coffee & pictures人形町三日月座

スーパーローテーション

監督:斎藤久志 脚本:加瀬仁美 プロデューサー:加瀬愼一 山本隆世 

ラインプロデューサー:池原 健 撮影:水口智之 録音:齋藤泰陽 

美術:高橋俊秋 編集:小林由加子 助監督:西 保典 

出演:下村響子 藤原 慧 小泉将臣 安藤 尋 大竹智子 大竹 勝 倉持幸歩 

中村圭吾 小宮 咲 嶋田康平 上松大祐 芳野裕太 小澤孝輔 渡邉直城

製作:日本映画学校 2011/77分

《解説》

2006年の『ホワイトルーム』以降、ENBUゼミナール映像俳優科の実習作品として作られた『最初の七日間』(08)と、日本映画学校俳優科の卒業制作として作られた本作によって、斎藤久志は俳優の実存に依拠した演出スタイルを着実に深化させてきた。演劇学校に通う若い女性の恋の流転を描いた本作はつまり、役を演じる人間の実人生と映画の内容とがシンクロする構造を持っている。斎藤はその構造が曖昧にする現実と虚構の境界を自在に行き来しながら、何食わぬ顔で映画の「リアル」へと肉迫していく。商業映画とも自主映画とも違う領域で、したたかに「映画」を撮り続ける作家がいることを、その目で確かめてもらいたい(編集部H)。

《監督プロフィール》

斎藤久志:映画監督、脚本家。85年PFFに『うしろあたま』が入選。スカラシップを獲得し『はいかぶり姫物語』を監督。92年テレビ「最期のドライブ」(監督:長崎俊一)で脚本家デビュー。97年『フレンチドレッシング』で劇場監督デビュー。00年に舞台「お迎え準備」を作演出。そのほか脚本作品に『湾岸バッド・ボーイ・ブルー』(92)『M』(06)。監督作品に『サンデイドライブ』(00)『いたいふたり』(02)など。