映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

7月29日発売!映画芸術480号

「天使のはらわた 赤い教室」の台本を表紙に使用している。 長髪の女性がふりむいているイラスト (C)Takashi Ishii/(C)Fammefatale

映画芸術 夏 480号 (発売日2022年7月29日)

はい、泳げません/わたしのお母さん
阿部純子 自分の素が役柄に正直に出てくる それが私のスタイルかと思います


いま「戦争映画」を見る
戦争と女の顔
中本道代 戦後を生きる女性兵士たち

失われた時の中で
常石敬一 その人らしく生きる

島守の塔
渡辺 考 究極の事態に人は何を決断するか

教育と愛国
前川喜平 かくして教育の右傾化は進む


特別インタビュー 取材・文 魚住桜子
マチュー・アマルリック
脚本はバイブルではないから、解体して、よりわかりやすいように噛み砕いていく
役者の動き、音楽に乗せていく方法を考えていくのです


新作レビュー
こちらあみ子
中尾太一 物語の判断 親に残された仕事とはなにか

東京2020 オリンピック SIDE:A
東京2020 オリンピック SIDE:B
宮田 仁 8ミリ映像が子供たちを「未来」に閉じ込める

ビリーバーズ
森 達也 露骨な暗喩と手法からなにが見えるか


青山真治を、送る
監督予定作シナリオ 退廃姉妹
島田雅彦 原作、荒井晴彦井上淳一 脚本
森重 晃 「退廃姉妹」の行方

 

石井隆、追悼
竹中直人 石井隆の世界を撮れる監督はもうどこにもいない
伊藤洋三郎 新宿二丁目の外階段の踊り場でネオンバックに電話している石井さん
大森氏勝 映画の父・石井隆
明智惠子 映画(虚構)と現実の境目でいつも、美しい奇蹟を起こしてきたひと
佐々木原保志 頑固でシャイな天才、石井隆と……


佐々木史朗、追悼
大森一樹 へそ曲がりのダンディ、私的佐々木史朗
佐藤美由紀 オフィス・シロウズのはじめの頃
須藤秋美 二度の固い握手
八木あきほ “先生”のこと
岡田 裕 映画界の荒野に旗を掲げた人
根岸吉太郎 忍耐に隠された短気


伊藤雄、追悼
中谷健太郎 ♪おいら死んだとなあ……
柄本 明 雄さんの顔
渡辺葉子 映画祭参加者の背中を押してくれた人
田井 肇 敗者の姿に身を寄せる
安藤桃子 湯布院映画祭伊藤雄顕在
奥田瑛二 横たわる君は笑顔だったと聞いた
阪本順治 雄さん、いまごろウクライナの上空に
渡辺武信 映画愛を抱き続けることが彼へのお返しか?
寺脇 研 同じ時代の日本映画を見続けて来た同士
白鳥あかね 極楽映画祭を、雄さんと
三沢和子 人の輪をつくるひと
椎井友紀子 雄さんへ
柄本 佑、安藤サクラ 遠慮がないけど愛がある 雄さんの人柄がつくった映画祭
横田茂美 伊藤雄と湯布院映画祭


佐藤忠男、追悼
晏 妮 佐藤忠男について私が知っている二、三の事柄
石坂健治 批評なのか応援なのか


新連載 荒井晴彦映画放談
荒井晴彦稲川方人 進行=岩槻 歩


第6回 映画たちよ!わたしたちのディスクール
女性と血 ヒロイン像の行方をめぐって
川口敦子 児玉美月 岩槻 歩 坪井里緒


消えゆくミニシアターの面影
野崎有以 民主主義社会における娯楽
石橋秀彦 兵庫、豊岡劇場からの声


澤井組スタッフ座談会 /再掲載
澤井信一郎とは何者だったか その監督術と人間術
藤沢勇夫+小島吉弘+鹿島 勤+大津 是+隅田 靖+中田秀夫荒井晴彦


映芸ジャーナル
リコリス・ピザ/映画はアリスから始まった/よだかの片想い/きっと地上には満天の星/裸足で鳴らしてみせろ/ぜんぶ、ボクのせい/頭痛が痛い
桝田 豊 吉田晴妃 磯田 勉 髙木 愛 武隈風人 菊井崇史 坪井里緒


Books Reviews
椎根 和 横尾忠則著「原郷の森」
北村匡平 上野昻志著「黄昏映画館──わが日本映画誌」
北村岳人 森達也著「千代田区一番一号のラビリンス」
編集部の一冊 仙元誠三/山本俊輔、佐藤洋笑著「キャメラを抱いて走れ! 撮影監督仙元誠三」


連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
OUT OF SCREEN わたなべりんたろう
春日信一 雀の涙
編集子雑記
荒井晴彦ノート

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