映画芸術

脚本家荒井晴彦が編集発行人を務める季刊の映画雑誌。1月、4月、7月、10月に発行。2016年に創刊70周年を迎えました!書店、映画館、Amazon、Fujisanほかにて発売中。

4月28日発売!映画芸術483号

渇水

髙橋正弥 子どもが主人公の映画に惹かれてきました。恵子と久美子の幼い姉妹を通して 未来に何か提言できると思いました
加藤正人 慈雨到来

せかいのおきく

阪本順治 途中で出て行く人がいるかもしれないけど、最後まで見てもらえれば、何を真ん中にして何を描いたのかを分かってもらえると思います

斎藤久志、追悼

長谷川和彦 斎藤は大人だな。立派に生きたよ
橋口亮輔 映画監督という人生
塚本晋也 『サンデイドライブ』のこと
矢崎仁司 斎藤のこと
石井 勲 もう一本残ってるよ
安藤 尋 「遠慮」が優しさだった
廣木隆一 いたい 芝居
高尾祥子 全ては現場で作られる
吉岡睦雄 背中にそっと置いてくれる手
真辺克彦 “けはいのあるひと„
鈴木卓爾 斎藤久志監督との演技の時間について
矢口史靖 気の抜けた映画作ったらサイトーさんに叱られる
唯野未歩子 心臓の大きさが違う人
奈緒 映画という永遠の中で
東出昌大 悼みと決意を斎藤監督に……
風間志織 斎藤さんの無念を私は忘れない
田中千世子 推しだった
鈴木ゆたか 完成尺の5倍のフィルムが2日で消えた
加瀬仁美 私たちは最後まで一緒に生きていた

教え子たちの聲
山﨑佐保子 松田知子 荒木三奈 玉澤恭平 堀田孝之 古畑耕平 川久保直貴 橋本達也 古村拳人 大島まり菜 鈴木理恵 佐藤あさみ 齋藤萌 近藤希実 細井健介 李 向 増田嵩虎 栗田陸 阿部友馬 中園和希 坪井里緒 洪 先恵 菊池海斗 伊藤裕満 八木あきほ

小沼 勝、追悼

田中陽造 遠い記憶
村上 修 黒い目の自画像とシュールなケルン
柄本 明 メガネの奥で光るあの目
末永 賢 生贄たちの曼陀羅
松田まどか 小沼監督と過ごした夏
樽本周馬 小沼勝自伝の「助監督」として
小沼(小泉)篤美 「倉庫に眠ったフィルムは映画とは呼ばない」
小沼 勝、語る 撮影所曼荼羅

追悼

吉田喜重
上野昻志 吉田喜重とは、だれか?
絵沢萠子
鳩飼未緒 大胆かつ多情な女
今村治子
阪本順治 お治さんとの40 年……いまめそめそ泣いている
鈴木邦男
足立正生 思想信条の男・鈴木邦男との無言の付き合い
瀧澤亜希子 憂国者と陽だまり

大森一樹、語る 

風の歌を聴け』から『テイク・イット・イージー』まで  聞き手=緒方 明

特別寄稿

金子修介 映芸でなら語れる『百合の雨音』監督記

特別インタビュー  取材・文 魚住桜子

ミカエル・アース
僕の映画作りは常に「場所」「都市」から始まります。ロメールと一点だけ共通点があるとすれば、ロケ地から物語を膨らませていくことです

新作レビュー

独裁者たちのとき
福井紳一 ソクーロフ の迷妄
レッド・ロケット
いまおかしんじ ポルノの人
フェイブルマンズ
森井勇佑 映画にとりつかれたらジャンキーになるしかない
日の丸〜寺山修司 40 年目の挑発〜
後藤和夫 「日の丸」の向こうに何を見る
NEVER MIND DA 渋さ知らズ 番外地篇
伊達政保 渋さ知らズの原点と実像を探る
娯楽映画職人の矜持 脚本家・野上龍雄 遅すぎた発見
井上淳一 野上龍雄の覚悟を見よ

連載 映画たちよ!私たちのディスクール
性表現と身体表現の定型を映画が超えるとき
川口敦子 児玉美月 坪井里緒 岩槻 歩

映芸ジャーナル
僕の町はお風呂が熱くて埋蔵金が出てラーメンが美味い。/ノートルダム 炎の大聖堂/J005311 / EO イーオー/レッド・ロケット/郊外の鳥たち/同じ下着を着るふたりの女
武隈風人 桝田 豊 髙木 愛 吉田晴妃 荒川求実 菊井崇史 坪井里緒

Book Reviews
千浦 僚 志村三代子、ヨハン・ノルドストロム、鳩飼未緒 編著「日活ロマンポルノ 性の美学と政治学
渡辺葉子 古賀 太 著「永遠の映画大国 イタリア名画120 年史」
わたなべりんたろう サエキけんぞう、篠原 章 著「はっぴいえんどの原像」
山里孫存 渡辺 考 著「沖縄 戦火の放送局—軍隊に飲み込まれたラジオ」
久保 豊 木下 忍 著「木下恵介とその兄弟たち」
桝田 豊 中野睦夫 著「中野睦夫作品集Ⅱ 終わりの街」
編集部の一冊 岡 博大編「小津三昧」

連載
サエキけんぞうのシネマでカルチャー最前線
わたなべりんたろう OUT OF SCREEN
志村秀人 そこに風は吹いているか
大木雄高 「LADY JANE」又は下北沢周辺から
雀の涙  春日信一
編集子雑言
荒井晴彦ノート

映画『渇水』の主演・生田斗真がうつむいている表紙。
映画芸術 春  483号 (発売日2023年4月28日)